【宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳の最優秀賞候補Part6~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は、宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳の最優秀賞候補Part6~になります。」

いっしー「ついにPart6ですね。」

編集長「自分の考えだけど、宇宙川柳を学ぶなら、コンテストの審査員やるといいよね。」

いっしー「確かに、そうですね。どういう句が良くてとか。」

編集長「応募多数だと短期間で場数を踏めるので。」

いっしー「大分、目が肥えてきた気がしますね。」

編集長「では、早速、宇宙川柳を紹介していきたいと思いますので、宇宙川柳評論家のいっしー、今回も一言コメントお願いしますね。」

いっしー「宜しくお願いします。」

 

『どこに行く? ナビに「宇宙」と 入れた孫』(古賀 厚子様)

編集長「最初の宇宙川柳は『どこに行く? ナビに「宇宙」と 入れた孫』(古賀 厚子様)です。」

いっしー「カーナビに宇宙と入力したら、どこに連れていかれるのか気になりますね。一見遠い世界に見えるんですけど、実際カーナビに情報を送っているのは人工衛星なので。そう考えると私達の日常と宇宙は切り離せないのかなと思いますね。」

編集長「そういうのも匂わしているよね。お孫さんの世代は、宇宙旅行が花盛りになっているかもしれませんね。」

いっしー「お孫さんの世代は、日常化している可能性が高いですよね。」

 

『この星で 吸えてる空気 星三つ』(小田 隆昭様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『この星で 吸えてる空気 星三つ』(小田 隆昭様)です。」

いっしー「三ツ星とかけた感じが上手いですよね。普段当たり前のように存在している空気って、宇宙に行って不自由さを実感してみないと分からないものですよね。三ツ星の空気に日々感謝出来る姿勢を持ちたいものだなと思いましたね。」

編集長「空気だけじゃなくて、水とかね。日本人なら安全とかにも、時折感謝した方がいいよね。」

いっしー「太陽の光とかも、そうですよね。」

 

『あの日みた 光のさきに いきたいな』(小田 隆昭様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『あの日みた 光のさきに いきたいな』(小田 隆昭様)です。」

いっしー「ひらがなの使用が印象的な作品ですね。宇宙川柳って、横文字に走りがちじゃないですか。SFチックな漢字とか、カタカナが多いんですけど、全部やまとことばのみを使ってまして。それが凄く斬新だなって感じましたね。」

編集長「ひらがなの使用が多いと子供の頃の純粋な気持ちを表現しているように見えるよね。」

いっしー「あまり知識とかではなくて、純粋な心からのものが。」

編集長「そういったのも大事なんでしょうね。」

 

『火星への 移住を決めて 核ボタン』(中崎 郁夫様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『火星への 移住を決めて 核ボタン』(中崎 郁夫様)です。」

いっしー「一行ですさまじい展開で、ちょっと待ってくれって感じですね。星新一氏の短編小説を17文字に閉じ込めたようなスケールですね。私としては、なぜ地球を捨てる必要があったのか、気になりますね。」

編集長「火星に移住するにしても、地球に理想郷をつくってから行きたいよね。」

いっしー「地球を壊して捨てるのはいけないですよね。」

 

『停電で 出番が増える 月と星』(札場 靖人様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『停電で 出番が増える 月と星』(札場 靖人様)です。」

いっしー「夜空を見上げる機会が減ったのは、電気の普及が大きいのかなと思いますね。時たま起きる停電のような不測の事態も、アナログの情緒を取り戻すには、いい機会かなと思いますね。」

編集長「月光読書って言葉があるでしょ。月光読書と言うように満月の夜って、意外に明るいんだよね。」

いっしー「あー、そうですよね。かなり明るいですね。」

編集長「大きい字だったら、読めるかもしれないね。」

いっしー「いいですね、風流ですね。」

 

『流れ星 チリも積もれば 夢叶う』(平賀 星翔様)

編集長「次の宇宙川柳は『流れ星 チリも積もれば 夢叶う』(平賀 星翔様)です。」

いっしー「チリも積もれば山となるというオーソドックスな努力論を流れ星と絡めたセンスがいいなと思いました。白鳥が水面下で必死で水かきしているように、流れ星もみんなの夢を叶えるために必死でチリを集めているのかもという空想も出来ますね。」

編集長「流れ星ってチリで出来ていますけど、ロマンチックに表現するとこんな感じですかね。」

いっしー「以前、デブリをデブと絡めた作品がありましたけど。」

編集長「似ているかもしれないね。」

 

『金平糖 投げて娘は 星にする』(小菅 隼人様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『金平糖 投げて娘は 星にする』(小菅 隼人様)です。」

いっしー「子供のイマジネーションの力は偉大ですよね。それを感じさせる一句なんですけど。お月様を盗んでこなくても、娘さんは金平糖を星に出来る能力を持っているのがロマンチックですよね。」

編集長「ご両親の温かい愛情を感じさせますね。」

いっしー「温かい眼差しを感じさせますね。娘さんとご両親の心の絆。」

 

『はやぶさと マスクの予算 同じ国』(園田 浩様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『はやぶさと マスクの予算 同じ国』(園田 浩様)です。」

いっしー「ちょっと皮肉った感じの句ですね。日本って、素晴らしい技術を持っているにもかかわらず、予算を全然もらえないところがありますよね。日本の現状を巧みに風刺していて、共感しましたね。」

編集長「国の予算も短期的なところだけでなく、中長期的な戦略的投資が必要ですかね。」

いっしー「目の前の利益を追求するだけではなく、長期的な基礎研究っていうのは後々実ってきますからね。」

編集長「僕も同じように思いますね。」

 

『妻よりも 月が知ってる 俺の愚痴』(渡会 克男様)

編集長「では、次の宇宙川柳は『妻よりも 月が知ってる 俺の愚痴』(渡会 克男様)です。」

いっしー「夫婦関係を詠った句も多かったですね、今回は。近くにいるとつい悪いところばかり見えてしまうと思うんですけど。月も遠くから見ると美しいですけど、近くで見るとクレーターだらけですので、奥さんも遠くから見たら美しいかもしれないですね。」

編集長「身近な人の何気ないことって、見逃していることも多いよね。悪いところは見えてしまうことが多いのに。いいところを見ていくのも大事かもしれないですね。」

いっしー「そうですね、光の面を見ていくということですね。」

 

『宇宙来て スマホ忘れて あせる吾』(川上 正博様)

編集長「では、最後の宇宙川柳は『宇宙来て スマホ忘れて あせる吾』(川上 正博様)です。」

いっしー「宇宙は非日常感満載だと思うんですけど、スマホ一つであっという間に日常に引き戻されちゃう恐ろしさですよね。せめて宇宙遊泳している間位は忘れていたいと思うんですけどね。」

編集長「時々、スマホを忘れた方が新しい発見あるかもね。スマホ中毒になっていると、同じものしか見ないよね。」

いっしー「そうですね、断絶するのも大事ですね。」

編集長「大事かなと思いますね。」

 

まとめ

編集長「実は次回で最優秀賞候補の対談が終わりとなります。選りすぐりの7つを紹介しますので、最終回Part7もお楽しみに。またね。」

いっしー「またね。」

 

宇宙川柳 2022最優秀候補 part6
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