【宇宙ビジネス超入門】2020年3月の動向(YouTube)

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【宇宙ビジネス超入門】2020年3月の動向(YouTube)

皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。
宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2020年3月に起こった私の気になるトピックニュースを三つ程簡潔にお伝えします。

①楽天も衛星ビジネス参入

一つ目に楽天も衛星ビジネス参入です。楽天が米国のAST&Science社へ出資し、スマートフォンで利用可能な衛星通信ネットワークの提供を目指す世界初の試みを支援するとのことです。サービスの名称は、Space Mobileです。これは、特別な衛星通信機器を使用せずに、市販されているスマートフォンで直接接続出来るのがポイントですね。電波の届きにくい地域や自然災害発生時にもサービス提供が可能となります。

②SAR衛星も動画の時代

二つ目にSAR衛星も動画の時代です。合成開口レーダーことです。フィンランドに拠点を置く宇宙ベンチャー企業のICEYE社は、プレスリリースでも紹介していますが、米国ワシントンD.C.で開催されたSatellite2020でSAR衛星を活用した動画を発表しました。SAR衛星コンステレーションに、最もはやくから取り組んでいる企業ですが、今まで、不可能だったSAR衛星の画像で作ったというのがポイントかと思います。SAR衛星は光学センサーと違って、雲があっても夜でも観測出来るので、新しいマーケットが生まれてきそうですね。

③新型コロナウイルスの影響

三つ目に新型コロナウイルスの影響です。宇宙業界でも収まる気配がなく、影響が大きくなっています。直近の情報ですと、ソフトバンクグループなどが投資していたOne Web社が破産申請しました。業界ではとても有名で、小型衛星コンステレーションを構築していた宇宙ベンチャー企業です。あと、ラスベガスのホテル王ロバート・ビゲロー氏が設立したBigelow Aerospace社が全従業員解雇と報じられました。今まで、宇宙ベンチャー企業には、現実の企業力というよりも期待感で投資されてきたところも多いように感じます。経済状況や社会情勢の変化があった時こそ、選ばれたる企業となり、顧客の信頼をぜひ勝ち取っていただきたいなと思います。特に宇宙ベンチャー企業にはエールを送りたいですね。ご清聴ありがとうございました。
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