【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース㉙~】インド、2040年までに宇宙ステーション建設と有人月面着陸へ!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになりますが、本日は「インド、2040年までに宇宙ステーション建設と有人月面着陸へ!」について述べますね。
©ISRO
10月17日にインド宇宙研究機関(ISRO)は、2035年までに独自の宇宙ステーションを建設し、2040年までにインド人による有人月面着陸を目指すと発表しました。
これまで、独自の宇宙ステーションを所有したことがあるのは米国,旧ソ連,中国だけですので、もはや宇宙大国の仲間入りですね。先日、ロシアのプーチン大統領が独自の宇宙ステーションを2027年に打ち上げる方針を示しましたが、インドを意識しての発言かもしれません。
インドは今年8月に無人月探査機チャンドラヤーン3号が世界初となる月の南極付近に着陸成功しました。インドの月面着陸の成功は、米国,旧ソ連,中国に次いで4カ国目で、月の南極付近の着陸は世界初の快挙となりました。翌月9月にはインド初の太陽観測衛星の打ち上げにも成功しているんですよね。
インドのモディ首相は金星や火星などの惑星探査も目指す方針なので、宇宙開発競争で主導権を握っていきそうです。やはり、国家戦略としては、中長期的な宇宙開発計画が不可欠になりますね。