【宇宙ビジネス~2023年JAXAニュース⑧~】JAXA、InRangeプロジェクトに関して日英二国間の協力を開始!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXA、InRangeプロジェクトに関して日英二国間の協力を開始!」について述べますね。

10月5日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)とUK Space Agency(以下、英国宇宙庁)は、H3ロケットに適用する静止衛星Lバンドネットワークを用いた軌道上テレメトリ中継サービスの開発プロジェクトInRangeに関して、日英二国間の協力を開始することに合意したと発表しました。

当該サービスは、H3ロケットによる飛行実証を予定しています。本二国間協力は、両宇宙機関間で2021年に締結した協力覚書(MoC)に基づくものとなります。本二国間協力の枠組みのもとで実施されるInRangeプロジェクトにおいて、英国宇宙庁は、International Bilateral Fundの仕組みを通じ、Viasat社に対し、同社のグローバルな静止衛星Lバンドネットワークを用いた、打ち上げロケット用の新しい軌道上テレメトリ中継サービスの開発について、開発資金の一部負担を行います。

日本においては、JAXAが担当するH3ロケットのテレメトリ送信機及びアンテナ開発について、JAXAからの契約に基づき、三菱重工業株式会社が開発業務を請け負います。

尚、今回、英国宇宙庁がInternational Bilateral Fundを通じViasat社へ助成する金額は170万ポンドとなります。(補足 International Bilateral Fundは英国宇宙庁におけるファンディングの仕組みであり、英国事業者と国際パートナーとの宇宙分野における協力を通じて、英国国家宇宙戦略を実現するための能力及び研究基盤の発展に寄与する提案を公募し、助成するものです。)


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