【宇宙ビジネス編集長の2023年時事ネタ放談⑬】住友商事、SpinLaunchと日本向け代理店権に関する契約を締結?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「住友商事、SpinLaunchと日本向け代理店権に関する契約を締結?!」です。
9月8日に住友商事株式会社(以下、住友商事)とSpinLaunchは、SpinLaunchが開発する宇宙への打ち上げの日本向け代理店権に関するパートナーシップ契約を締結したと発表しました。
SpinLaunchは、2014年に米国カリフォルニア州で設立されたスタートアップ企業です。電動式の円形回転装置により物体を宇宙へ打ち上げる、革新的打ち上げの実現を目指しています。
©住友商事株式会社/SpinLaunch, Inc.
必要なタイミングでのオンデマンドの打ち上げが可能となり、また、ロケットでの打ち上げと比較して、70%以上の燃料コストおよび二酸化炭素を削減することができ、柔軟性、即応性に加え、環境にも優しい低コストの打ち上げが可能となります。
SpinLaunchの筆頭株主であるKleiner PerkinsのパートナーWen Hsieh氏は、「本契約は、持続可能で低コストの宇宙ソリューションに関し、世界的なリーディングプロバイダーになるための重要なSpinLaunchのマイルストーンです。住友商事は日本で最も権威のある企業のひとつであり、彼らの事業パートナーと投資家の両面での参加を嬉しく思います。」と述べています。
日本国内の通信事業者や官公庁への低コストの打ち上げ能力の提供を通じて、宇宙利用が促進しそうですね。ちなみに住友商事は今年7月にSpinLaunchに出資しています。
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