【2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳7月の月間優秀賞~】
対談動画
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、いっしー&まっちーです。宜しくお願いします。」
いっしー、まっちー「宜しくお願いします。」
編集長「今回は、2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳7月の月間優秀賞~になります。久しぶりに3人の対談になるけど、準備は出来てる?」
いっしー「はい、ばっちりです。」
編集長「応募総数はですね、500作品弱になります。では、今月も月間優秀賞候補を5つ紹介しましょうか。いっしー、今回も一言コメントお願いします。」
いっしー「ほんとに素晴らしい作品ばかりでしたね。ばっちりコメントさせていただきます。」
編集長「まっちーの方はいっしーがオーストラリアから帰って来て、時差ボケしてたら、フォローよろしくということで。」
まっちー「心配ですね。頑張ります。」
いっしー「1時間違いますからね。」
編集長「1時間なら大したことないね。では、早速いきましょうかね。まず、1つ目の宇宙川柳は『あの星は 一発芸人 まだ消えぬ』(盟主クサイ様)です。いっしー、これはどう?」
いっしー「コンストラクトが凄いですね。星と一発芸人の。星の平均寿命は100億年と言われていますが、一発芸人って平均寿命はどれ位だと思いますか。」
まっちー「どれ位でしょう。1年位とか。」
いっしー「そうですね。推定1年ですね。」
編集長「短いですね。一発芸人は。一発芸人でも宇宙人キャラは少ないからいけるかも。」
いっしー「まだ、ニッチかもしれないですね。」
編集長「まっちー方はどうだった?」
まっちー「芸能界をしぶとく生きれるメンタルの強さを見習いたいなと思いました。」
いっしー「確かに一発受ければ、それをもとに、ずっとしぶとく生き延びていけますからね。見習いたいなと思います。」
編集長「一つだけで有名になっちゃうからね。では、2つ目の宇宙川柳は『昨日とは Gが違うかと 問う彼に』(佐藤 基子様)です。」
いっしー「ひねりが凄く加わっててですね、工夫が凝らされた句ですね。自らの体重増加をGの変動に例える彼女に対して、笑って座布団一枚を差し出せる彼氏でありたいですね。実際、月との位置関係によって地球の重力は常に微小に変動しているので、昨日とはGが違うこともあり得ます。また、赤道に行くと重力が減るらしいですね。0.15%減少するそうなので、北海道で体重60kgの方なら、沖縄では90g軽くなるそう。デートの地は沖縄に決定ですね。」
編集長「女性とかね、特に。まっちーはどう?」
まっちー「Gの変動を自由自在にコントロール出来たら、ほんとに女性にとっては有難いなとつくづく思いました。」
いっしー「重くなりたいと思ったりはしますか。」
まっちー「ありますね。今日は気分として重い方がいいなと。」
編集長「補足でお伝えしておくと、重力GravityのGです。昨日からの微妙な変化に気付くのも凄いですね。ちょっとしたしぐさとか。」
いっしー「そこを気遣っている彼の目線も。」
まっちー「素敵な関係ですね。」
編集長「では、3つ目の宇宙川柳は『彼を見る 君は三日月 満ち欠けず』(北川様)です。」
いっしー「切ない気分になりますね。横顔しか見えない片思いの相手を、三日月と言う表現に託すセンスに心を鷲掴みされました。女性の感情の起伏を月の満ち欠けに例え、それを見ることが出来なかったことへの悔しさ、青春の甘酸っぱい後悔が美しく詠み込まれています。彼女は、もしかしたら、あなたにとっての満月であり続けたかったのかもしれません。」
編集長「どうですか。女性の立場として。」
まっちー「いやー、とってもしっとりとした句だと思いまして。片思いというのが、ほんとに如実に表れているというか。甘酸っぱい感じもしますし、印象的な句だと思いました。」
編集長「まっちーも、まだ若いもんね。余計なこと女性に言ってはいけないけど。三日月って、確か物事の始まりとか幸運といった別の意味もあるので、初恋だったのかな。」
いっしー「これが始まりということですね。そういう意味合いも。深いですね。」
編集長「では、4つ目の宇宙川柳は『糖質が 気になり見ない ミルキーウェイ』(カボスひろし様)です。」
いっしー「こちらも非常にユーモラスな。いくら糖質制限しているからって、不二家のミルキーはさておき、ミルキーウェイくらいは見てあげてもいいんじゃないでしょうか。ペコちゃんはさておき、織姫がかわいそうです。」
編集長「ミルキーって凄い有名だけど、海外のお菓子でミルキーウェイってなかった?まっちー知ってる?」
まっちー「知ってます。じゃーん。用意しました。ミルキーウェイを皆さん、ご存知でしょうか。これがミルキーウェイです。開けてみますね。」
編集長「見たことあるような。どこに売っているの?」
まっちー「秘密経路から用意しました。」
編集長「あとで、皆で食べてみたいね。この句に対してはある?」
まっちー「この句を詠んだ時に、ミルキーウェイを無性に食べたくなりましたので、用意しちゃいました。」
編集長「ミルキーウェイさんには、そのまま残っていただいて。では、5つ目の宇宙川柳は『撮り鉄が 狙う被写体 999』(佐藤 基子様)です。」
いっしー「銀河鉄道の写真を狙う撮り鉄とは、志が高いですね。たった17文字の中に、コンパクトに着想とストーリー性が盛り込まれており、密度の高い句に感じました。」
編集長「まっちーは撮り鉄の方はどうですか?」
まっちー「そうですね。撮り鉄が望んでいる句かなと思ったところです。憧れている999を句に入れるということは、ほんと憧れているんでしょうね。」
編集長「撮り鉄は、ロマンチックな方々なんでしょうね。撮り鉄と999ってロマンチックが共通かも。」
いっしー「世代的に凄く共感を呼ぶ句かもしれないですね。」
編集長「究極の理想は、夢の中で実現するしかないでしょうね。今のところは。」
いっしー「未来に夢を託したいですね。」
編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳7月の月間優秀賞は3つ目の『彼を見る 君は三日月 満ち欠けず』(北川様)に決定です。おめでとうございます。二人とも、何か一言あるかな。」
いっしー「こちら、ほんとにしっとりした句なので、暑い気温に対して、ロマンチックな1カ月をお過ごしくださいとお伝えしたいですね。」
編集長「まっちーの方も一言あるかな。」
まっちー「今までいろんな句を詠ませていただいたんですけど、こんなに切ない気持ちになるのは中々ないなと。是非他の作品も今後見てみたいなと思いました。」
編集長「三日月っていうのは、あまりないよね。応募でもね。」
いっしー「モチーフとして、登場した回数が圧倒的に少ないですね。」
編集長「少ないよね。満月は多いけど。月の表情というのがしっかり出ていて面白いなと思いました。」
いっしー「今後詠む方は、ちょっとマニアックなキーワードが刺さるかもしれませんね。」
編集長「では、来月の宇宙川柳8月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」
いっしー「またね。」
まっちー「またね。」
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