【宇宙ビジネス~2023年JAXAニュース⑦~】JAXA、後のせ自動運転システムに関する共創活動開始!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXA、後のせ自動運転システムに関する共創活動開始!」について述べますね。
8月8日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、東海クラリオン株式会社(以下、TCL)、株式会社アジア・テクノロジー・インダストリー(以下、ATI)と新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(以下、J-SPARC)の枠組みのもと、2023年6月より後のせ自動運転システムYADOCAR-iドライブに関する共創活動を開始したことを発表しました。
本共創では、TCLとATIが地域限定で自動運転レベル4の実現を目指し開発を進めているYADOCAR-iドライブに、JAXAのセンチメータ級測位補強信号を活用した高精度単独測位MADOCA-PPPを適用することで、測位の精度向上と高速化を実証します。
YADOCAR-iドライブは、2人乗りのマイクロEVから、8人乗りのマイクロバスなど、最小限の機材の追加搭載で既存車に後から自動運転機能を組み込むことが出来るシステムです。走行ルート作成に準天頂衛星みちびきを主軸にしたQZSSの位置情報を用いています。
YADOCAR-iドライブとMADOCA-PPPの組み合わせにより、過疎化の町における日常の足として、また、観光地におけるラストワンマイルの移動手段として、レベル4の自動運転を市場最安値で実装することを目指すようです。
下部にイメージ図を紹介しておきます。
©JAXA 東海クラリオン