【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース⑲~】中国、2030年までに有人月面着陸する計画を発表!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「中国、2030年までに有人月面着陸する計画を発表!」について述べますね。
中国、2030年までに有人月面着陸する計画を発表!
7月12日に中国有人宇宙プロジェクト弁公室(CMSA)は、2030年までに有人宇宙船と月面着陸機を月の周回軌道上に送り込みドッキングさせる計画を発表しました。
ドッキング後に宇宙飛行士は、有人宇宙船から月面着陸機に乗り込み、月面に降り立つようです。また、月面での調査やサンプル採取のミッションを達成するために、新型ロケットの長征10号や次世代の有人宇宙船、月面着陸機、有人月探査車の開発を進めています。
具体的な計画を発表したのは、今回が初めてですが、2025年に有人月面着陸を目指すアルテミス計画と比較しても、負けず劣らずで今や宇宙強国への道が整えられているように感じますね。
昨年、中国独自の宇宙ステーション天宮を完成させたので、やはり大きな自信になったのではないかと思います。ちなみに探査を終えると、月面着陸機は周回軌道上の宇宙船と再度ドッキングし、地球に帰還する予定になっています。
2030年以降は、ロシアと合意している国際月科学研究基地を建設し、月の探査や観測,科学実験などを積極的に行うのではないかと思います。