【2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳6月の月間優秀賞~】
対談動画
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、まっちーです。宜しくお願いします。今回は、2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳6月の月間優秀賞~になります。猛烈な暑さが続いてますけど、まっちー、気分はどうですか。」
まっちー「毎日ほんとに暑くて参るんですけど、いろんな宇宙川柳を詠ませて頂いて、元気になる毎日です。」
編集長「スタミナがつくのかもね。6月の応募総数は、400作品超えています。ただ、毎月応募してくださる常連さんの中には、少しペースが落ちて夏バテ気味の方もいるのかなと。何かスタミナのある賞を考えないとダメですかね。」
まっちー「そうですね。元気の出るものを皆さんにお届けしたいですね。」
編集長「賞金より肉1kgとかの方がいいかもしれないね。」
まっちー「鰻とか。」
編集長「それも考えましょうかね。では、今月も月間優秀賞候補を5つ紹介しましょうか。海外滞在のいっしーのコメントとまっちー自身のコメントも是非聞きたいと思います。大丈夫かな。」
まっちー「お願いします。」
編集長「1つ目の宇宙川柳は『星空を 海に映して すくうぽい』(谷口 進様)です。これ、いいですね。」
まっちー「どこか涼しげな印象があって。はい。まず、いっしーのコメントからいきますね。『夏の風物詩である夏祭りの金魚すくいと、夏空に輝く星々の情景を、最後のぽいの一言で連想させるお洒落な一句ですね。まさかこの方は、海で金魚すくいをしているのでしょうか…?』」
編集長「海に金魚っていないよね。それは冗談だけど。」
まっちー「いないですよね。」
編集長「すくうぽいというのが素敵な感じがするよね。まっちーは一言ある?」
まっちー「冒頭にも申し上げた、涼しさが感じられて。最近コロナ禍で夏祭りっていうのも少なかったんですけど、再開しているところも多くて。」
編集長「そうだね。僕の感想は一言でいうとロマンチックな一句かなと思います。個人的には湖面に映る満月なんかは好きですね。宇宙にある月が湖面に綺麗に映っていると、お見事って感じがするよね。」
まっちー「地球らしさがあらわれて。」
編集長「では、2つ目の宇宙川柳は『シルバー族 銀河眺めて 余も老ける』(原 浩二様)です。これは、どうですか。」
まっちー「これも、とても巧みな言葉遊びで面白い一句だなと私の方は思いました。」
編集長「なるほど。いっしーの方はどう?」
まっちー「いっしーのコメントは『夜が更けると余も老ける、そしてウルトラマンに登場するシルバー族と高齢のシルバーをかけた二重の言葉遊びに目を奪われました。ウルトラマンは約2万歳ですから、私達はまだまだこれからですね。』というコメントです。」
編集長「二重の言葉遊びが素晴らしいよね。」
まっちー「ここまで上手く。」
編集長「深詠みしないと見逃してしまうかも。あと、ウルトラマンって老人だったんだね。」
まっちー「そうですね。ずっと平和を守ってくれるヒーローですね。」
編集長「ヒーローでしたね。では、3つ目の宇宙川柳は『あばら家も 月差し込めば ヴェルサイユ』(渡会 克男様)です。これも、いいですね。」
まっちー「いっしーからのコメントは『月光によって、退屈な日常が美しいロマンに変わる様子を巧みに表現した一句です。ヴェルサイユとは、古いフランス語で雑草を取り除いた土地という意味だそうですから、あばら家とそこまで遠くないかも…?』です。」
編集長「まっちーはどう?」
まっちー「私は宇宙川柳でヴェルサイユって言葉を聞けるとは思わなかったので、とってもロマンチックというか。中世の情景というのも出て来つつも、フランスでも月光が差し込んで、いい風景があったのかなと思うと印象的な一句になります。」
編集長「あばら家とヴェルサイユ宮殿の対比が面白くて。まだまだね、アジアとかアフリカとかで、夜電気の通っていない国や地域がありますけど、そういったところでは月明かりが魔法の国に来たように感じるのかもね。」
まっちー「ロマンチックに感じられますね。」
編集長「では、4つ目の宇宙川柳は『昼の月 充電前の 素顔かな』(有村 昭二様)です。これは、どうですか?」
まっちー「これを最初に見た時、女性でもドキッとするような。すっぴんなので。いっしーからのコメントは『昼の月には、夜の月ほど妖艶な魅力がなく、あたかもすっぴんの素顔を見てしまったような気持ちになりますね。月も充電しているといった背景を想像させ、クスッと愉快な気分にしてくれる一句です。
』はい。」
編集長「昼の月は白っぽくて存在感がないですけど、活躍する前の充電時期は自然体がいいんでしょうね。」
まっちー「はい。そうですね。」
編集長「では、5つ目の宇宙川柳は『宇宙旅行? まず種子島。ウチの旅行。』(池田 洋一郎様)です。」
まっちー「種子島という言葉を聞いて、JAXA宇宙センターを想像して。私、行ったことがないので、是非行ってみたいなと思いました。」
編集長「僕も同じですね。いっしーはどうだった?」
まっちー「いっしーの方は『種子島はロケットの発射基地として有名ですね。宇宙旅行とウチの旅行という言葉遊び、そして宇宙からの連想で種子島をチョイスする庶民的感覚に大いに共感しました。種子島に行って、そのままロケットに乗り込んで…なんて展開は映画の中だけでしょうか。』です。」
編集長「種子島って、世界一美しいロケット発射場と言われているんですよね。だから、ロケット発射しなくても、観光だけでも楽しめそうです。僕も行ったことがないんです。」
まっちー「そうなんですか。」
編集長「今回も迷いに迷ったんですけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳6月の月間優秀賞は5つ目の『宇宙旅行? まず種子島。ウチの旅行。』(池田 洋一郎様)に決定です。おめでとうございます。」
まっちー「おめでとうございます。」
編集長「夏休みにJAXAの種子島宇宙センター見学なんて最高じゃないですか。私も行きたい。季節を感じさせるから、宇宙俳句っぽいですね。」
まっちー「今の時期が一番いい時期だと思います。」
編集長「では、来月の宇宙川柳7月の月間優秀賞で、また是非お会いしましょう。またね。」
まっちー「またね。」
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