【2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳4月の月間優秀賞~】

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は、2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳4月の月間優秀賞~になります。」

いっしー「4月ですね。今月は宇宙イベント目白押しで。」

編集長「我々2人で盛り上がるのもいいけど、本当はもう一人華のある女性がいるといいよね。」

いっしー「いやー、それは大きいですね。非常に楽しみですね。」

編集長「僕もちょっと探してみようかなと。コンビよりもトリオの方が盛り上がるよね。」

いっしー「そうですね。」

編集長「4月の応募総数はですね、何と600作品を超えています。」

いっしー「600作品超ですか、凄いですね。」

編集長「ゴールデンウイークに近づいても、ずっと安定的に応募が来ていましたね。」

いっしー「1日約20作品の応募ですね。」

編集長「毎月、月間優秀賞候補を5つ選ぶのも、実は大変なんですよね。」

いっしー「最近、ほんとクオリティが上がってますからね。」

編集長「ふと、思ったんだけど、宇宙川柳評論家って、世界でいっしーだけ。一人しかいないんじゃない。」

いっしー「恐縮でございます。宇宙の専門家と川柳の専門家はいらっしゃるんですけど、どちらもというと。」

編集長「Googleで検索しても、いっしーしかいなかったよ。極めて稀な存在だと思います。今月も一言是非コメントお願いします。」

いっしー「はい。宜しくお願いします。」

編集長「まず、1つ目の宇宙川柳は『物価高 月あかり消す かぐや姫』(岸本 潔様)です。どうですかね。」

いっしー「はい、こちら非常に面白いですね。節約で電気消そうみたいなのは分かるんですけど、月あかりまで消されるとちょっと困りますね。蛍雪の功では、蛍の光と雪
に反射する月あかりで勉強したみたいのがありますけど、月あかり消されるとそれも出来なくなっちゃいますので。そこは頑張って頂きたいところですね。」

編集長「月あかりがないと闇夜なってしまうので、景気回復の途上である今だからこそ、かぐや姫様に頑張って欲しいですね。」

いっしー「闇夜だからこそ、光は必要ですね。太陽が昇って来るまで。」

編集長「では、2つ目の宇宙川柳は『六等星 君も陰キャか 同類か』(花仙様)です。これ面白いね。」

いっしー「中々、使っているワードが刺激ですね。陰キャって、最近の言葉だと思うんですけど。六等星って、意外に馬鹿に出来ないところがありますよね。遠くにあるから肉眼でギリギリ見える程度の明るさかもしれないんですけど。実際は地球からの距離が遠いだけなので、行ってみたら物凄い明るい可能性もあるので。陰キャであるという風に位置付けずに、輝いていて欲しいと思いますね。」

編集長「補足すると肉眼で見える、最も暗い星を六等星と言います。一番明るい一等星は、六等星の100倍位明るいです。一等星の方って、どんな方かなと考えたら、お笑い芸人みたいな方かなと。冗談だけど。」

いっしー「なるほど。六等星はロマンチックな方かもしれないですね。ギリギリ見えるので。」

編集長「では、3つ目の宇宙川柳は『銀河見る ジジババの歯に 銀歯見る』(カボスひろし様)です。」

いっしー「これは600作品ある中で爆笑してしまった作品ですね。銀河と銀歯のワードの対応関係が、言葉としては似ていますけど全然違うギャップが素晴らしいですし。ジジババの歯にという表現も中々。」

編集長「誰がつくっているんだろうね。お子様なのか、孫なのか。家族団らんで見ているんだろうね。」

いっしー「そういう温かみも感じますね。」

編集長「銀歯が見えるってことは、マスク着用撤廃になりましたからね。今時というか。」

いっしー「ある種の季語ですね。最近は宇宙川柳が宇宙俳句になってますね。」

編集長「俳句になってきてるよね。

いっしー「素晴らしいクオリティですね。」

編集長「では、4つ目の宇宙川柳は『宇宙船 キャプテン ChatGPT』(かい様)です。」

いっしー「最近、世の中はChatGPT。これに宇宙を絡めてきたというのは非常に面白いと思います。官僚答弁とかでChatGPTを使おうみたいな流れが出て来てますけど、さすがに宇宙船のキャプテンはまだ出来ないのではないかと。」

編集長「でも、何十年後か先には、なっちゃってるかもしれないですね。」

いっしー「そうですね。『2001年宇宙の旅』の映画でも、AIが宇宙船の司令塔になって反乱を起こすみたいな話がありましたので、ちょっと怖いですね。」

編集長「知り合いの弁護士にChatGPTについて聞いたら、これ出て来ると失業するなって笑って言ってました。それ位、法律とか、法令とかの様式だと当てはまっちゃうみたいですね。ただ、訴訟は無くならないと言ってました。」

いっしー「やっぱり、問題を解決にするには、人間同士のいざこざを取りまとめるとか、人間の力が必要ですね。」

編集長「では、5つ目の宇宙川柳は『HAKUTO-R 徹夜で見守り うさぎの目』(カボスひろし様)です。」

いっしー「こちら時事的なテーマを盛り込んだものですね。時事宇宙川柳って感じのジャンルだと思います。うさぎの目っていう表現が非常に面白いです。ほんとに徹夜で見てるから、赤く充血して。月と言えば、うさぎですからね。また、応援しているっていうメッセージもありますので。」

編集長「それもいいよね。宇宙愛を感じさせる作品ですよね。補足すると、HAKUTO-Rはispaceという会社がつくったんですけど、ミッションコントロールセンターは日本橋にあるんです。収録している弊社の直ぐ近くなんです。ここで盛り上がっていたんですよ。民間企業初の月面着陸が、真夜中の1時40分の予定だったんですよね。残念ながら、着陸出来ずに失敗してしまいましたが。それを良く分かっている作品ですね。」

いっしー「その背景を上手く表現してますね。頑張って欲しいです。」

編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳4月の月間優秀賞は3つ目の『銀河見る ジジババの歯に 銀歯見る』(カボスひろし様)に決定です。おめでとうございます。いっしーの方で、何か一言ありますか。」

いっしー「おめでとうございます。ほんとに、ピカッと一等星のように光ってましたね。」

編集長「一等星かもしれないね。応募者には段々と審査員の好む作品が、分かってきたかもね。応募する前に一度傾向と対策をしてみてください。では、来月の宇宙川柳5月の月間優秀賞で、また是非お会いしましょう。またね。」

いっしー「またね。」

 
 
月間優秀賞の一覧はこちらから!
https://spacebiz.info/8959/