はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXA協力の木星氷衛星探査機、打ち上げ成功！」について述べますね。

JAXA協力の木星氷衛星探査機、打ち上げ成功！

©JAXA

４月１４日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（以下、JAXA）協力の木星氷衛星探査計画（以下、JUICE）探査機を搭載した欧州宇宙機関（以下、ESA）のアリアン５ロケットは、南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からの打ち上げに成功しました。

ESAによると、JUICE探査機は所定の軌道に投入され、その後探査機の信号を受信しソーラーアレイの展開が確認されたようですね。

JUICEはESAが主導する史上最大級の国際太陽系探査計画で、欧州各国をはじめ、日本や米国、イスラエルが参加しています。

２０３１年に木星系に到着し、２０３４年に衛星ガニメデの周回軌道へ投入され、２０３５年にミッション完了となります。２０３１年の木星系到着から、２０３４年のガニメデ周回軌道投入までは、エウロバに２回、カリストに３０回以上の近接通過（フライバイ）観測を行います。

ガニメデ周回時には、地表からの高度５００ｋｍにまで近づき詳細な観測を行う、世界初の氷衛星の周回機となる予定です。主な観測対象はガニメデ,エウロバ,カリストなんですが、理由として表面が氷で覆われ、内部に液体の水の海があるとされているからです。

探査機の開発から１５年以上、打ち上げから１０年以上に及ぶ計画になりますけど、太陽系の起源や地球外生命を探るミッションと言えます。ちなみに３つの衛星はイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイ氏が発見しているんですよね。

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