【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース⑪~】ispace、日本の宇宙スタートアップ企業初の上場!

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【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース⑪~】ispace、日本の宇宙スタートアップ企業初の上場!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「ispace、日本の宇宙スタートアップ企業初の上場!」について述べますね。

ispace、日本の宇宙スタートアップ企業初の上場!


©ispace

4月12日に株式会社ispace(以下、ispace)は東京証券取引所グロース市場へ上場しました。

公開価格は254円だったんですけど、上場当時の12日は買い注文が多く初値はつきませんでした。2日目以降に持ち越されたのですが、初値は1000円で公開価格の約4倍となりました。

昨年12月にispaceは民間月面探査プログラムHAKUTO-Rのミッション1である月着陸船(以下、ランダー)を打ち上げ、その後月周回軌道にも到達し、今月26日頃月面に着陸する予定となっています。成功すれば、世界初の民間による月面着陸になるんです。

ミッション1の目的は、ランダーの設計及び技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証及び強化になります。

ミッション2の方は、2024年にペイロードとして小型月面探査車(以下、マイクロローバー)を月に輸送し、月のレゴリスを採取してNASAと月資源商取引を行う計画です。

ミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってアルテミス計画にも貢献する予定となっています。

ですから、今回調達した資金はミッション2やミッション3で使用する、ランダーとマイクロローバーの製造や打ち上げ等の費用に充てるようです。

ispaceのビジョンは、人類の生活圏を宇宙に広げるべく、月面開発の事業化を通じて地球と月の間の空間(シスルナ)に経済圏を構築すると壮大な計画です。上場企業になったので、やはり中長期には利益が出せる、儲かる企業に変わっていく必要がありますね。

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