【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース⑧~】IHI、ノースロップ・グラマンと人工衛星協業の覚書を締結!

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【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース⑧~】IHI、ノースロップ・グラマンと人工衛星協業の覚書を締結!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「IHI、ノースロップ・グラマンと人工衛星協業の覚書を締結!」について述べますね。

IHI、ノースロップ・グラマンと人工衛星協業の覚書を締結!


©️IHI

3月15日に株式会社IHI(以下、IHI)とNorthrop Grumman(以下、ノースロップ・グラマン)は、宇宙における安全保障への貢献を目指して、宇宙状況監視等で必要とされる小型・高機動人工衛星の日本への提供に向けて連携,協業する覚書を締結したと発表しました。

こちらは日本で最大規模の防衛・セキュリティ総合展示会であるDSEI Japan 2023の中で締結されたんです。今回、IHIとノースロップ・グラマンは、日本および米国、さらにはグローバルな宇宙安全保障に貢献するため、ノースロップ・グラマンの既存の衛星バスを利用することで合意しました。

衛星バスを少し補足説明しますと、気象,通信,測位,地球観測等,多くの目的で人工衛星が使用されていますが、各目的固有で必要となる機器以外の衛星としての基本機能を実行するために必要な機器・構造のことです。現在、静止軌道を友好的に移動する衛星がある一方で、動き回る挙動不審な衛星も増えています。

IHIは10年以上にわたり自社設備を利用して、安全な衛星運用のための宇宙状況監視サービスを行っており、特に近年の静止軌道帯の衛星の動きについて知見を蓄積してきたようです。

ノースロップ・グラマンの方は、10年以上にわたり宇宙環境を監視し、軌道上物体の探知・識別等を支援する地上および衛星製品を提供し続けてきました。

2022年12月に制定された国家安全保障戦略や国家防衛戦略の中にも、宇宙状況監視衛星の必要性が明記されていますので、当然の流れでもあり最高のパートナーになるのではないかと思います。

■Space Biz TV(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/c/SpaceBiz/featured

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