【2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳2月の月間優秀賞~】
対談動画
冒頭
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は、2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳2月の月間優秀賞~になります。」
いっしー「はい。2月もドシドシご応募いただいております。」
編集長「そうですね。今回も多かったですね。2023年は今回で3回目になりますけど、実力ある方が興味関心を持っていただき、応募して下さるのは嬉しいですよね。」
いっしー「質も量も両方上がって来てますね。」
編集長「実は宇宙好きの著名人やタレントさんも参加しているんですよ。」
いっしー「いやー、嬉しいですね。」
編集長「それと、宇宙川柳と宇宙写真は毎月コンテストしておりますが、宇宙動画の方も3月1日から応募受付開始しました。こちらは8月末日までの6カ月間の募集期間になります。宇宙動画こそYouTubeと相性が良いですからね。」
いっしー「前回もいろんな作品の応募がありました。」
編集長「レベルの高い作品の応募もありましたし。2月の応募総数はですね、何と600作品を超えています。」
いっしー「たった1カ月で、600作品ですか。集まったんですね。」
編集長「これは嬉しい悲鳴ですね。この中から、2月の月間優秀賞を選ぶのは中々大変ですね。では、月間優秀賞候補を5つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」
いっしー「ほんとに粒ぞろいの作品ですね。一つ一つ丁寧に解説したいと思います。」
編集長「1つ目の宇宙川柳は『たまに引き出す 夫に内緒の 宇宙銀行』(須藤直子様)です。」
いっしー「今まで宇宙川柳いっぱい応募が来ましたけど、宇宙銀行ってワードは初めてかもしれませんね。こちら、旦那さんに内緒でへそくりみたいな感じかなと思うんですけど。宇宙にいつか行くための内緒のへそくりなのか、それとも宇宙銀行というのがあって融資をしてるみたいなSF的な設定なのか分かりませんけど。何か面白い未来を感じる作品ですね。」
編集長「宇宙共通のお金や言語なんかはありそうだよね。」
いっしー「宇宙のいろんな場所に投資している銀行みたいなものもあるかもしれませんね。」
編集長「宇宙から見て、日本円の価値はどうなんだろう。」
いっしー「暴落してないといいんですけど。」
編集長「宇宙銀行っていうのは面白いですね。2つ目の宇宙川柳は『俺ん家の 太陽フレア 次いつだ?』(鈴木 かおり様)です。」
いっしー「家族関係を風刺する川柳は非常に多いんですけど、太陽フレアを題材にしたのは珍しいですね。他にもフレア題材で、メガフレアとか使っている方もいました。フレアっていうのは突発的に起きて、電磁波の影響を受けたものが使えなくなってしまうんですよね。甚大な被害があると思うんですけど。奥様の怒りっていうのは、それだけ恐ろしいのかなと思いましたね。」
編集長「太陽フレアは太陽の爆発現象ですね。この場合だと、太陽フレアは妻なのか、母なのか、妹なのか、誰なんだろう。でも、確実に悪いのは、ご本人ですね。」
いっしー「怒らしてしまう原因はありますね。」
編集長「3つ目の宇宙川柳は『告白の 余白を埋める 冬銀河』(月うさぎ様)です。」
いっしー「ほんとに、お洒落ですね。芸術的で。告白の余白、白が2つ出てて。さらに冬銀河っていうことで、白い雪景色が目に浮かびますね。告白の余白を埋める銀河って意味で、カップルでどちらか告白をして余白を埋めるかのように銀河が横たわっている情景が思い浮かびます。ほんとに良く出来た作品ですね。」
編集長「冬銀河は冬の夜空に輝く天の川のことで冬の季語ですね。センスが良いですね。僕も大好きな作品です。」
いっしー「宇宙川柳というよりも宇宙俳句ですね。」
編集長「俳句だね。4つ目の宇宙川柳は『NASAの文字 NISAに見えちゃう 投資熱』(カボスひろし様)です。」
いっしー「これは上手いですね。NISAは流行ってますし、若者の間でも投資熱が高まっていると言われますけど。確かにNASAとNISAは似てますよね。今後、NASAが宇宙投資をはじめたら、宇宙積立NISAみたいなものが出来ると面白いですね。」
編集長「NASAとNISAが好きなら、宇宙ビジネスベンチャーに投資すべきですよね。決定ですかね。」
いっしー「そうですね、共通項がありますので。是非投資していったら。」
編集長「5つ目の宇宙川柳は『打ち上げと 賃上げ願う 春の前』(カボスひろし様)です。」
いっしー「こちらも上手いですね。季語が入って。打ち上げと賃上げということで、春を前にして壮絶な戦いがあると思うんですけど。打ち上げも皆さんの願いが集結してますし、しないと上手くいかないので。宇宙の熱の高まりを詠った川柳ですね。」
編集長「春のはじめにJAXAのロケット打ち上げがあり、また2月3月の時期はベアの時期でもありますからね。そこを季節感を出して詠んでるのが上手いですね。」
いっしー「宇宙川柳にも季節感を盛り込めるんだなと思いましたね。ほんとに宇宙俳句ですね。」
編集長「宇宙川柳ですけど、こういった季節を感じる句っていうのは良かったですね。皆さんは、いかがだったでしょうか。」
いっしー「感動的な作品が多かったですね。」
編集長「今回、審査員で協議した結果、宇宙川柳2月の月間優秀賞は5つ目の『打ち上げと 賃上げ願う 春の前』です。おめでとうございます。」
いっしー「おめでとうございます。」
編集長「いっしー、一言どうですか。」
いっしー「宇宙俳句という新たなジャンルを垣間見させていただいた気がして、これからほんとに楽しみだなと思います。」
編集長「この作品はタレントさんですね。ちょっと有名な方かもしれません。今日は内緒ってことにしておきましょうかね。3月は卒業式や入学式の準備で忙しいご家庭も多いと思いますが、是非気分転換に宇宙川柳を詠っていただければ嬉しいですね。」
いっしー「その時その時の季節を絡めて、詠ってもいいかもしれませんね。」
編集長「では、宇宙川柳3月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」
いっしー「またね。」