【宇宙ビジネス超入門】2023年2月の動向
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。
お元気でしたか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2023年2月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します。
日本企業初、GMOが気球型宇宙船で成層圏宇宙旅行
©️Space Perspective
2月上旬にGMOは、米国のSpace Perspective社が提供する気球型宇宙船Spaceship Neptuneによる成層圏宇宙旅行の貸切フライトで、日本企業として初めて搭乗すると発表しました。
代表の熊谷氏を含め合計8名での搭乗を2024年に予定しています。
GMOは、ドローンや空飛ぶクルマの通信の暗号化をはじめとする通信セキュリティ技術や電子認証技術を提供しておりますが、今回のフライトでは宇宙空間へと広がるビジネスの舞台を体感し、次世代エアモビリティの最先端技術革新に繋げたいようです。1名あたりの料金は12万5千ドルです。
三井不動産、宇宙ビジネス領域の活性化を目指し新団体の活動開始
2月中旬に三井不動産は、宇宙関連の有志が中心となる一般社団法人クロスユーを2022年9月に設立していましたが、2023年4月1日より活動開始することを発表しました。イメージ図を見てもらいましょうか。こんな感じです。
©️三井不動産
三井不動産とクロスユーは、場の提供と機会の創出に加え、国内外の産官学の宇宙関連プレイヤーと共に、非宇宙企業の宇宙産業参入を促進するオープンな共創プラットフォームを作り、業界業種を問わず、多くのプレイヤーが繋がることで、宇宙ビジネス領域の活性化を目指していくようです。
岩谷技研、宇宙の民主化を実現する共創プロジェクトを始動
©️岩谷技研
2月下旬に岩谷技研は、宇宙民主化を実現すべく日本発の共創プロジェクトOPEN UNIVERSE PROJECTを始動することを発表しました。
OPEN UNIVERSE PROJECTとは、気球によって誰もが行ける宇宙遊覧を実現する岩谷技研のテクノロジーを軸に、様々な業種のパートナーとの共創によって日本から宇宙産業を開拓し、宇宙を全ての人にひらかれたものにしていく宇宙民主化のプロジェクトです。
先ずは搭乗者募集,パイロット候補生募集,国内企業と共創を進めます。ちなみに最初の共創パートナーは、JTBに決まったようです。
まとめ
まとめとして、2月の動向は、
成層圏宇宙旅行の実現
新団体の活動開始(国内)
新たな共創プロジェクトの始動(国内)
といったところでしょうか。
リンク
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