【2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳1月の月間優秀賞~】
対談動画
冒頭
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は、2023年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳1月の月間優秀賞~になります。」
いっしー「はい。今回、ほんとに沢山ご応募いただいて。」
編集長「宇宙川柳と宇宙写真の方で、月間優秀賞を毎月選んでますけど、宇宙川柳の関心度はかなり高いように感じます。
いっしー「そうですね。ブームが来てますね。」
編集長「我々の中だけじゃないよね。毎月一定のレベル感があって驚いていますし、ファン層も少しずつ広がっていますよね。」
いっしー「いろんな年齢層の人からご応募いただいてますね。」
編集長「1月の応募総数はですね、何と400作品を超えています。」
いっしー「400作品凄いですね。たった一カ月で。」
編集長「この中から、1月の月間優秀賞を選ぶのは心苦しいよね。まず、月間優秀賞候補を5つ紹介します。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」
いっしー「はい。コメントさせていただきます。」
編集長「では、1つ目の宇宙川柳は『開発で 引くなボーダー 退け覇権』(郷園 和明様)です。」
いっしー「こちら、引けと退けを掛けているのが、日本語の綾として上手いなと思いました。あと、詠んでるテーマが、時事を風刺するようなテーマで着眼点が素晴らしいなと思いましたね。」
編集長「時事川柳って意外に珍しいかもね。」
いっしー「そうですね。難易度が高いというか。五七五に時事的なメッセージを入れていくのは、結構難しいですよね。」
編集長「米国と中国の覇権争いを警告しているっていうのは、非常に勇気を感じる一句かなと思いますね。」
いっしー「世界の情勢を見ていないと書けないかもしれませんね。」
編集長「では、2つ目の宇宙川柳は『皮下脂肪 オゾン層より 厚い層』(石塚 亮子様)です。」
いっしー「無重力と体重を掛けたものは多かったんですけど、オゾン層と皮下脂肪を掛けたのは初めてですね。」
編集長「初めてかもしれない。」
いっしー「オゾン層っていうのは、紫外線から我々を守ってくれているんですよね。脂肪も寒さから守ってくれているので、大事なんじゃないかなと思います。」
編集長「そうそうそう。オゾン層は太陽からの有害な紫外線を吸収しています。皮下脂肪の方は、体温を一定に保つ働きがあるようです。」
いっしー「寒くなってきたら、丁度良いですね。」
編集長「では、3つ目の宇宙川柳は『ペット不可 マンションから見る おおいぬ座』(山口 和己様)です。」
いっしー「日常的なものと星座を見る気持ちみたいなものが、良く詠まれていますね。まだ、ペット不可のマンション多いですよね。おおいぬ座を見る自由っていうのは誰にも奪えないので、いいなと思いました。」
編集長「おおいぬの口元にあるシリウスは1等星の中でも最も明るい星と言われていますよね。探しやすいのかもしれないね。」
いっしー「確かに。目が悪くても見えますよね。シリウスだったら。」
編集長「では、4つ目の宇宙川柳は『裏側を 人には見せぬ 月と君』(小幡 由美子様)です。」
いっしー「こちら、ダークサイドムーン言われていて、月は常に表しか向いていないという。ここで詠まれている君っていう存在がどういう人なのか気になりますね。」
編集長「月の裏側にはUFOや宇宙人がいるとの都市伝説もありますからね。もしかしたら、君も。あるかもしれません。」
いっしー「言われてますね。そういったのも匂わせているのかもしれませんね。」
編集長「では、5つ目の宇宙川柳は『月旅行 米寿の父の ファンタ爺』(小菅 隼人様)です。」
いっしー「段々と長生きするようになってますけど、今回は米寿ですので88歳。」
編集長「何歳になっても、空想にふけれると認知症とかの予防にもなるよね。」
いっしー「心の若さっていうのはありますよね。」
編集長「保てるよね。」
いっしー「是非ファンタジーを抱き続けて欲しいですね。」
編集長「5つの候補はいかがだったでしょうか。審査員で協議した結果、宇宙川柳1月の月間優秀賞は1つ目の『開発で 引くなボーダー 退け覇権』です。おめでとうございます。」
いっしー「おめでとうございます。メッセージ性が深いですよね。」
編集長「我々としても時事川柳に賞を与えるのは初めてかもしれませんね。」
いっしー「そうですね。確かに。前回は爺川柳だったかもしれません。今回は時事川柳で。」
編集長「評論家だけあって上手いね。宇宙川柳だけでなく、宇宙写真1月の月間優秀賞も併せて発表していますので、後程ご覧になってみてください。では、宇宙川柳2月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」
いっしー「またね。」