【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース⑤~】日本企業初、GMOが気球型宇宙船で成層圏宇宙旅行へ!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「日本企業初、GMOが気球型宇宙船で成層圏宇宙旅行へ!」について述べますね。
日本企業初、GMOが気球型宇宙船で成層圏宇宙旅行へ!
©Space Perspective
2月6日にGMOインターネットグループ株式会社(以下、GMO)は、米国のSpace Perspective社が提供する気球型宇宙船Spaceship Neptuneによる成層圏宇宙旅行の貸切フライトで、日本企業として初めて搭乗すると発表しました。
尚、フライトでは気球型宇宙船Spaceship Neptuneを貸し切り、代表の熊谷氏を含め合計8名での搭乗を2024年に予定しています。
GMOは、ドローンや空飛ぶクルマの通信の暗号化をはじめとする通信セキュリティ技術や電子認証技術を提供しておりますが、今回のフライトでは宇宙空間へと広がるビジネスの舞台を体感し、次世代エアモビリティの最先端技術革新に繋げたいようです。
気球型宇宙船Spaceship Neptuneは、再生可能な水素により推進され、時速約19kmで2時間程かけて成層圏の高度30kmまで上昇します。宇宙に近い成層圏でも約2時間の飛行、下降する際も2時間程の飛行となっています。このツアーの魅力は、何と言っても飛行時間が約6時間もあることです。
また、船内には360度見渡せる窓、バーやフードサービス、リクライニングシート、Wi-Fiなども完備されています。宇宙服の着用や特殊な訓練なんかも不要なんです。
2024年後半から飛行予定で、パイロット1名と搭乗者最大8名となっています。
気になる1名あたりの料金は12万5千ドルになります。今の為替レートだと、日本円で約1600万円ですので、円高が待ち遠しいですね。
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