はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「日米、宇宙協力に関する枠組協定に署名！」について述べますね。

日米、宇宙協力に関する枠組協定に署名！

©内閣広報室

１月中旬に日米両政府は、米航空宇宙局（以下、NASA）の本部で「日・米宇宙協力に関する枠組協定」に署名しました。岸田文雄首相も立会いの下、林芳正外務大臣と米国のブリンケン国務長官の間で交わされました。

署名式において、岸田首相は「本協定により、日米宇宙協力が力強く推進されると共に、これまでになく強固になっている日米同盟の協力分野が一層拡がることを強く期待する。」と述べておられます。

また、林外務大臣は「人類の未来のためにも、今後本協定の下で日米の宇宙協力が更に深化することを切に望んでいる。」と述べました。

©内閣広報室

NASAの発表によると、協定では、宇宙空間での科学研究や探査,輸送など幅広い分野で共同活動を展開する予定となっています。包括的な枠組を取り決めたことで、個別案件ごとの手続きや協議などが不要となるんです。

また、事故が起きた場合、互いに損害賠償責任を求めないことなども定めています。日米両政府は、先日、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会（２プラス２）で宇宙空間での協力強化を確認したばかり。（日米安全保障条約第５条を宇宙空間でも適用する方針）

今後、正式な締結に向けた手続きが進められますが、宇宙覇権争いの中国を牽制する意味合いも大きそうですね。

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