【宇宙ビジネス超入門】2022年12月の動向

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【宇宙ビジネス超入門】2022年12月の動向

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。

お元気でしたか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2022年12月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します

  

ispace、月着陸船の打ち上げが成功し来年4月に到着


©ispace

12月中旬にispaceは、民間月面探査プログラムHAKUTO-Rのミッション1である月着陸船を米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げに成功したと発表しました。

今回のミッション1は、先月11月4日に内閣府より宇宙資源の探査及び開発の許可を受けており、NASAと契約した月資源の商取引が行われると、世界初の月資源の商取引となります。

ミッション2の方では、2024年に小型月面探査車を月に輸送する計画となっています。尚、着陸は来年4月末頃の予定で、世界初の民間による月面着陸を目指しているんですよね。

NASA、アルテミス計画第1弾新型宇宙船オリオンが地球に帰還


©NASA

12月中旬にNASAが開発した新型宇宙船オリオンが月周回軌道への無人試験飛行を終えて、地球の大気圏に再突入し、パラシュートでメキシコ沖の太平洋に無事着水しました。

ミッション期間は約25日間、有人宇宙船としては、これまでで地球から最も遠い約43万km離れた宇宙空間にも到達しております。

今回の無人試験飛行では、内部にマネキン3体を載せて、衝撃や放射線など人体の影響やオリオン船内の耐熱性を確認するなど、有人飛行に繋がるデータを集める目的がありました。損傷や燃料漏れもないとのことなので大成功ですね。

DigitalBlast、日本国内初の民間宇宙ステーション構想を発表


©DigitalBlast

12月中旬にDigitalBlastは、日本国内初の民間主導での宇宙ステーションとなる民間宇宙ステーション構想を立ち上げると発表しました。

協力企業と共に2030年までに最初のモジュールの打ち上げを目指しています。

構築する宇宙ステーションのモジュールは、通信やドッキング機構、クルー居住施設等の機能を持つ居住・コアモジュールに加え、サイエンスモジュール、エンタメモジュールの3つの構成で計画を進めているようです。

建設費用と運用経費の数千億円を安定的に資金調達していけるかどうかが事業継続の鍵となりそうです。

まとめ

まとめとして、12月の動向は、
 
民間月着陸船打ち上げ成功
アルテミス計画第1弾オリオンが地球に帰還
国内初民間宇宙ステーション構想

 
といったところでしょうか。

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