【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談56】日本政府、航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に名称変更?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「日本政府、航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に名称変更?!」です。

日本政府、航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に名称変更?!

12月7日に日本政府は、年末までに改定する国家安全保障戦略などの防衛3文書の骨子案に、航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に名称変更する方針を固めました。名称が変われば、1954年7月の航空自衛隊発足以来初めてとなります。

現在、人工衛星と衝突して衛星の機能を損なう可能性のあるスペースデブリが急激に増加しておりますし、人工衛星に接近して妨害する衛星なども開発(例 中国やロシアは衛星で衛星を攻撃するキラー衛星を開発)されていますので、宇宙状況監視(SSA)の体制構築が急務なんだと思います。

2022年3月に防衛省は宇宙領域の専門部隊を強化するため、航空自衛隊府中基地に宇宙作戦群を発足させました。宇宙作戦群は、2020年に新編された宇宙作戦隊に加え、宇宙領域における指揮統制を担う部隊の上級部隊となります。

JAXAとも連携しており、航空自衛隊が運用するシステムに加え、JAXAのレーダー及び光学望遠鏡と合わせ、効率良く宇宙空間を監視する体制を整えています。

やはり、私達の活動が宇宙,サイバー,電磁波といった新領域に広がっているので、宇宙空間の安定的な利用の確保が重要です。

軍事目的から宇宙を利用する国もあるので、宇宙への取り組みを強化する姿勢は必要だと思います。

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