【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談54】韓国大統領、宇宙政策の未来宇宙経済ロードマップを発表?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「韓国大統領、宇宙政策の未来宇宙経済ロードマップを発表?!」です。
韓国、宇宙政策の未来宇宙経済ロードマップを発表?!
11月下旬に韓国の尹錫悦大統領が、宇宙航空庁の新設を含む宇宙政策の未来宇宙経済ロードマップを発表しました。
宇宙航空庁は、韓国版NASA(米航空宇宙局)とも言えるもので、科学技術情報通信部の傘下で、来年中にも発足を目指すようです。確か自身の大統領選でも公約に掲げていたと思います。
未来宇宙経済ロードマップには、5年以内に月に向けて飛行出来る独自のロケットエンジンを開発,2032年に月に着陸して資源の採掘を開始,そして2045年に火星で太極旗を立てるなどの政策方針を提示しております。
韓国は昨年アルテミス計画に加わり、今年6月に韓国初の国産ロケット『ヌリ号』(KSLV-Ⅱ)の打ち上げにも成功しています。『ヌリ号』の開発の際、参画する韓国国内企業も300社を超えていましたので、国家プロジェクトとして大変盛り上がっているように感じました。
今回、5年以内に宇宙開発予算を2倍に増やすと強調しておりましたので、日本に追いつき追い越せの精神で宇宙強国に確実に近づいていますね。
昨年5月の米韓ミサイル指針撤廃後、北朝鮮を意識しながら宇宙へと大きく舵を切っているのは明白ですね。
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