【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース㉑~】月周回有人拠点『ゲートウェイ』に日本人宇宙飛行士の搭乗決定!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「月周回有人拠点『ゲートウェイ』に日本人宇宙飛行士の搭乗決定!」について述べますね。
月周回有人拠点『ゲートウェイ』に日本人宇宙飛行士の搭乗決定!
©文部科学省
11月18日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、永岡桂子文部科学大臣とビル・ネルソンNASA長官が月周回有人拠点『ゲートウェイ』の日米間の協力に関する実施取り決めに署名、また2030年までの国際宇宙ステーション(以下、ISS)運用延長への日本政府としての参加を表明したと発表しました。
この実施取り決めは、2020年12月に日本国政府とNASAとの間で締結したゲートウェイ了解覚書における協力内容を具体化するものとなっています。
日本がゲートウェイ居住棟へのバッテリーや生命維持装置などの機器提供や4トンの物質補給を行い、その見返りにNASAが日本人宇宙飛行士のゲートウェイへの搭乗機会を1回提供することが決まったんです。ただ、月面着陸のための搭乗とは別になります。
これに伴い、ゲートウェイを含むアルテミス計画で必要となる技術の獲得・実証の場としても不可欠なISSの2030年までの運用延長に日本が参加することも、正式に公表しました。
2024年までの運用は日米欧などの15カ国で合意していますが、2030年までの米国の提案に賛同したのは日本が初めてとなります。
尚、ゲートウェイは2024年にも建設が始まり、2028年頃に完成する計画となっています。次は日本人初の月面着陸の協議となりそうですね。
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