【宇宙ビジネス超入門~2022年号外ニュース㉖~】中国独自の宇宙ステーション『天宮』ついに完成!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「中国独自の宇宙ステーション『天宮』ついに完成!」について述べますね。
中国独自の宇宙ステーション『天宮』ついに完成!
11月1日に中国は最後の実験施設『夢天』を中国独自の宇宙ステーション『天宮』とのドッキングに成功しました。
10月31日に海南省の文昌宇宙発射場から大型ロケット『長征5号B』で打ち上げられていたんです。
これで、昨年4月に打ち上げた中核施設『天和』、今年7月にドッキングした実験施設『門天』、もう一つの実験施設『夢天』がドッキングしたことにより、T字型の宇宙ステーションがほぼ完成となりました。
2つの実験施設の役割を簡潔にお伝えすると、『門天』は宇宙生命科学研究用施設で、『夢天』の方は微小重力科学研究用施設になります。
ちなみに『夢天』は全長約17.9m、最大直径約4.2m、重さ約23トンあり、これまで中国が打ち上げた宇宙船や施設の中では最大規模になります。
中国は今年11月下旬に宇宙補給船、今年12月下旬に有人宇宙船を打ち上げ、宇宙ステーション『天宮』の運用を始める計画です。
そろそろ、国際宇宙ステーション(ISS)の運用期限2024年を参加国で真剣に話さなくてはいけない時期に来ていると思います。
今後、予測される宇宙ステーションのサービスは、『天宮』と民間企業による商用宇宙ステーションの競争になるかもしれませんね。
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