【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談52】DigitalBlast、Axiom Spaceと業務委託契約を締結?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「DigitalBlast、Axiom Spaceと業務委託契約を締結?!」です。

DigitalBlast、Axiom Spaceと業務委託契約を締結?!


©️株式会社DigitalBlast

11月1日に株式会社DigitalBlast(以下、DigitalBlast)は、世界初の民間宇宙ステーションを開発するAxiom Space社と小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」の2024年の国際宇宙ステーション(以下、ISS)への設置・運用のため、打ち上げや軌道上での運用、実験容器の回収等にかかる業務委託契約を締結したと発表しました。

本契約では、微小重力や地球低軌道上(LEO)を利用する研究開発の支援を行うAxiom Space社により、AMAZ打ち上げに向けた事前準備や安全審査等のサポートも提供されます。また、今回の打ち上げにおいてはISSでのコケ栽培の実験を行います。

AMAZは人類の月面進出を見据え、月面での生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH」の第一歩の位置づけとなる装置です。

装置の一部を回転させ生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現することが出来ますし、回転速度を変更すれば様々な重力環境を比較することも可能なんです。

既にプロトタイプが完成し、地上実験を進めておりますが、今回のAMAZの打ち上げ費用の一部を調達するため、クラウドファンディングで支援を募っています。

今後、2022年代半ばにISSへの打ち上げを目指すAxiom Space社の商用宇宙ステーションでのAMAZの設置・運用を視野に両社で連携の検討を進めていくようです。

尚、本契約はAxiom Space社と戦略的パートナーシップを組む三井物産エアロスペース株式会社の仲介により締結しております。

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