【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談㊿】NASA、有人月面探査車の試作機を初公開?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「NASA、有人月面探査車の試作機を初公開?!」です。
NASA、有人月面探査車の試作機を初公開?!
©NASA
10月下旬に米航空宇宙局(以下、NASA)は、米国西部アリゾナ州の砂漠地帯にある実験場で、有人月面探査車の試作機が走る様子や内部設備などを初めて公開しました。
NASAが2006年に開発した試作機は、高さ約3m,長さ約5mあり、最大時速10kmで走ることも可能です。12個ある車輪が前後左右に動くため、岩石なども乗り越えることが出来ます。
内部設備は広いキャンピングカーのようで、ベッドが2つ,簡易トイレなども付いている居住空間になっているんです。
10月11日から22日には、宇宙飛行士の星出彰彦氏や金井宣茂氏も実験場を訪れ、NASAの宇宙飛行士らと共に試作機を運転したり、試作機内で睡眠や食事などをして過ごしました。また、サンプル採取などの予行演習もしております。
試作機の運用には、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)も協力しており、運用で得られたデータを実際の設計に活用し、2030年頃の導入を目指して現在開発を進めています。
アルテミス計画で使用する、何かと話題になる有人月面探査車なんですけど、それもそのはず人類が月面着陸するのは、アポロ17号以来数十年ぶりになるからなんです。
日本でもトヨタ自動車株式会社や日産自動車株式会社などがJAXAと研究開発を進めておりますが、日本製の有人月面探査車も早く見てみたいですよね。
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