【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース⑱~】経済産業省、JAXAと連携しTellus上でHISUIのデータ提供を開始!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「経済産業省、JAXAと連携しTellus上でHISUIのデータ提供を開始!」について述べますね。
経済産業省、JAXAと連携しTellus上でHISUIのデータ提供を開始!
10月14日に経済産業省は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)との連携により、宇宙実証用ハイパースペクトルセンサ(以下、HISUI)で取得した衛星データを衛星データプラットフォーム「Tellus」に搭載し、10月12日より一般公開を開始したと発表しました。
経済産業省が宇宙システム開発利用推進機構(J-spacesystems)と共に開発したHISUIは、JAXAとの連携協定のもと、2019年12月に国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームへ設置され、2020年9月より画像の取得を行っています。
「きぼう」の船外実験プラットフォームは、様々な機器や技術の宇宙実証、及び地球観測の場として活用されておりますが、HISUIのセンサの有用性実証を目的に「きぼう」に設置されました。
HISUIは高い波長分解能(185バンド)を有し、従来のセンサより詳細に物質の識別が可能なセンサです。
例えば、宇宙空間から識別出来る鉱物の種類が増える(10種類⇒30種類)など、石油資源や鉱床の遠隔探知能力の向上に繋がることが望まれています。
また、HISUIデータは、石油・鉱物資源以外にも、環境分野、農林水産分野、防災分野等の様々な分野への活用が期待されているんですよね。
では、HISUIのデータ利用実証事例を8つ見てもらいましょうか。こちらです
©経済産業省
尚、現在、経済産業省では、「衛星データ無料利用事業者の公募」を実施しておりますので、HISUIデータと併せて、衛星データ利用ビジネスの足掛かりになりそうですね。