【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談㊻】人類初の宇宙国家アスガルディア、人工衛星の領土が消滅の危機?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「人類初の宇宙国家アスガルディア、人工衛星の領土が消滅の危機?!」です。
人類初の宇宙国家アスガルディア、人工衛星の領土が消滅の危機?!
米国メディアによると、人類初の宇宙国家Asgardia(以下、アスガルディア)が2017年に打ち上げ、唯一の領土となった人工衛星Asgardia-1が、9月上旬以降地球の大気圏に再突入して燃え尽きる可能性があると報じました。
少し補足説明しますと、人類初の宇宙国家アスガルディアは2016年10月に建国が宣言され、2018年には指導者にロシアの実業家であり科学者のイーゴリ・アシュルベイリ氏が選出されているんですよね。
この人工衛星Asgardia-1は重さ約2.8kgのキューブサットで、その中のデータには憲法,国家のシンボル,国民の名簿なども含まれています。
執筆時には、宇宙国家アスガルディアの国民は世界234カ国から1,091,464人となり、日本からは7,457人が宇宙国民となっています。
もともと、人間の居住可能なノアの方舟を衛星軌道上に打ち上げ、月にも居住区を建設する計画でしたが、今後どうなるんでしょうか。個人的には宇宙国家は夢がありますし、斬新なアイディアなので続けて欲しいですね。
ちなみにアスガルディアは北欧神話に登場する神々の住む国アスガルドに由来してますが、こちらは映画『マイティ・ソー』でも有名ですよね。
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