【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談㊸】スペースXとTモバイル、スマホに衛星を直接繋ぎ全米で利用可能?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「スペースXとTモバイル、スマホに衛星を直接繋ぎ全米で利用可能?!」です。
スペースXとTモバイル、スマホに衛星を直接繋ぎ全米で利用可能?!
8月下旬にスペースXは、高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットを提供するStarlinkで、Tモバイルと提携すると発表しました。
Tモバイルは米国で加入者数第3位の携帯電話会社で、親会社がドイツテレコムになります。
スペースXのStarlinkは、日本でも昨年KDDIと業務提携しましたが、au基地局のバックホール回線を利用する契約だったんですよね。ですから、今回、Starlinkの通信衛星がスマートフォンと直接繋がり、全米どこでも通信衛星が使えるのは大きなサービスになりますね。
私も驚いたのですが、未だに米国国土の20%以上は、スマートフォンと接続出来ない状態のようです。
また、Tモバイルの加入者は、特別な機器や端末を購入しなくても、スマートフォンからStarlinkの通信衛星を使えます。
2023年末までには、SMSやモバイルアプリでのテキストメッセージの送受信が可能となり、その後、音声通話やデータ通信へのサービスにも対応していく計画になっています。
今年7月にスペースXは、フィリピンでStarlinkの通信衛星サービスの提供を表明したばかりです。
衛星を使った通信サービスは、Amazon.comをはじめ、国内でも楽天モバイルなどが事業化を進めています。世界中どこでも高速・低遅延通信を享受出来る日は近いと思いますが、競争も激化していきそうですね。
■Space Biz TV(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/c/SpaceBiz/featured