【宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳の最優秀賞候補Part2~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談
対談動画
冒頭
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回はですね、宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳の最優秀賞候補Part2~になります。」
いっしー「Part2ですね。」
編集長「応募一杯来てるよね。」
いっしー「一杯来てますよ。その中から選ばれるのは難しいですね。」
編集長「ほんとに最優秀賞候補に選ばれるだけでも凄いんですよね。いっしーの方で、文芸評論家ならぬ川柳評論家として、一言コメントいただければと思います。では、早速、宇宙川柳を紹介していきましょうか。」
いっしー「はい。おこがましいですが、宜しくお願いします。。」
『宇宙は羊水だ ゆりかごみたいに ゆられている』(松田忠二様)
編集長「最初の宇宙川柳は『宇宙は羊水だ ゆりかごみたいに ゆられている』(松田忠二様)です。」
いっしー「こちらはですね、定型の5・7・5にとらわれない自由な創作スタイルが目を引きましたね。羊水とかゆりかごといった胎児を連想させるような暗喩・明喩を組み合わせることで、我々人類も宇宙という巨大なゆりかごの中に揺られるいる一人の胎児なんだという、スケールの大きな目線を感じさせる作品でしたね。」
編集長「宇宙全体で見ると、まだまだ発展途上なんでしょうね。宇宙って広いからね。誰も宇宙全体を認識出来ている人はいないからね。」
いっしー「そうですね。我々人間だけじゃないですから。」
『宇宙から 自撮りのように 見る我が家』(酒井具視様)
編集長「では、次の宇宙川柳は『宇宙から 自撮りのように 見る我が家』(酒井具視様)です。」
いっしー「どこでもセルフィーが生きる時代ですからね。宇宙でも自撮りするっていうのは情景としてイメージ出来るんですけど。作者が遠い宇宙にあっても、自分の家を見つめているっていうのに地球への愛を感じますね。」
編集長「どんな遠くに離れていても、我が家が一番っていう感じがいいですよね。」
いっしー「ほんわかした感じが。」
『駅は何処 銀河鉄道 孫が聞き』(鈴木繫雄様)
編集長「そうですね。では、次の宇宙川柳は『駅は何処 銀河鉄道 孫が聞き』(鈴木繫雄様)です。」
いっしー「近未来のほっこりするような一場面を切り取ってきた作品だと思うんですけど。一家そろって宇宙旅行に出かけているんだなと。ほんと17字の中に凝縮されている作品かなと思います。」
編集長「宇宙旅行を越えた銀河旅行って感じがしない?」
いっしー「銀河ネイティブで育ったお孫さんの将来が楽しみですね。」
『ヒトが来る 慌て始めた 火星人』(舛田 美子様)
編集長「次の宇宙川柳は『ヒトが来る 慌て始めた 火星人』(舛田 美子様)です。」
いっしー「火星人が、家庭訪問前のご家庭のように慌てふためいている情景が滑稽かなと思いますね。ヒトをカタカナ表記しているところに工夫を感じましたね。種族としてのヒトみたいな。」
編集長「確かにそうだね。地球外知的生命体である宇宙人でも、いろんな性格の持ち主がいて、臆病な方もいそうだよね。」
いっしー「火星人として一括りしてはいけないですね。地球人でもいろんな人がいますので。」
『ドローンで 交通渋滞 成層圏』(平田守弘様)
編集長「地球人でもそれぞれだからね。では、次の宇宙川柳は『ドローンで 交通渋滞 成層圏』(平田守弘様)です。」
いっしー「最後の成層圏という切り口が新しいなと感じました。ドローンで交通渋滞する程になったら、凄い時代ですよね。どれだけ、ひしめき合ってるのって感じですけど。そうなって来たら、そろそろカーマン・ラインを超えて、宇宙空間に飛び出さないといけないのかなと。」
編集長「そうなると、もう自動車も空を飛んでいるんだろうね。」
いっしー「既にそういう状況ですよね。ドローンと衝突してしまったりとかありそうですよね。」
編集長「ちなみに成層圏とは、地上から10km~50kmの大気層を言います。補足でお伝えしておきます。」
『ゆたんぽを 抱いて寝返り 宇宙旅』(小野史様)
編集長「では、次の宇宙川柳は『ゆたんぽを 抱いて寝返り 宇宙旅』(小野史様)です。」
いっしー「宇宙空間の平均気温は-270℃と言われています。宇宙船内は、さすがに暖房は効いていると思うんですけど、そこに湯たんぽを抱いているのが斬新かなと思いましたね。小道具というものをうまく使っているなと感じました。」
編集長「夢の中であれば、宇宙旅行は誰でも行けるね。」
いっしー「そうですね。これは夢を見てるって可能性もありますね。確かに。」
『ゆたんぽを 抱いて寝返り 宇宙旅』(小野史様)
編集長「では、次の宇宙川柳は『ミニカーも 舟も翼を 宇宙都市』(小野史様)です。」
いっしー「宇宙都市をイメージする時って、映画だと壮大なバトルシップ、宇宙戦艦ヤマトみたいなイメージをすると思うんですけど。まさかミニカーに翼がはえているってところが、魅力的に感じましたね。意外と小さなところに変化が現れるものですね。」
編集長「ミニカーで思い浮かぶのが、子供ですよね。子供のアニメって宇宙のことばっかりなんだよね。そう考えると、ミニカーや子供、宇宙って何か繋がっていくような感じがしますね。」
いっしー「未来へのロマンとか。確かに。」
『ここ住むと 図鑑の星に 打つレ点』(小野史様)
編集長「ではね、次の宇宙川柳は『ここ住むと 図鑑の星に 打つレ点』(小野史様)です。」
いっしー「あたかも不動産の物件選びとか、もしくはスーパーの特売チラシにチェックをつけてる方みたいな。そういった日常性を凄く感じてですね、面白いなって思いますね。」
編集長「子供だけじゃなくて、大人も必死になって夢を追い、レ点をしているような。」
いっしー「そうですね。これからのことが楽しみです。」
『皆にある つむじという名の マイ銀河』(水谷 剛獅様)
編集長「では、次の宇宙川柳は『皆にある つむじという名の マイ銀河』(水谷 剛獅様)です。」
いっしー「つむじという着眼点、そしてマイ銀河という言葉の綾が凄く面白いなと思いますね。マイバッグとか、マイホーム、そしてマイ銀河ですね。そう考えると、つむじが二つある方が羨ましくなっちゃいますね。」
編集長「宇宙って、身近なものに例えると親近感がグッとわくよね。」
いっしー「そうですね。遠いものっていうイメージが普段強いですけど、グッと引き寄せられますよね。」
『宇宙では 命の重さ どうなるの』(村木多津男様)
編集長「では、Part2の最後の宇宙川柳は『宇宙では 命の重さ どうなるの』(村木多津男様)です。」
いっしー「寄せられた川柳の中で、こういった平和を願うものが一杯あったんですけど。無重力と絡めてですね、命の重さはどうなるのかって詠んだ、着眼点の面白さが光っていると思いますね。」
編集長「星によって重力が違うので、命の尊さも違うんでしょうね。」
まとめ
編集長「今回も選りすぐりの10個を紹介しましたけど、是非Part3,Part4と続けて、宇宙川柳ブームをつくっていきたいよね。」
いっしー「そうですね。この時代に風穴を開けて。」
編集長「コンテストもあるしね。拝聴している皆さんも、既に宇宙川柳オタクかもしれません。次回もお楽しみにしてください。では、またね。」
いっしー「またね。」
宇宙川柳 2022最優秀候補 part2
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宇宙川柳 2022最優秀候補 part1
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宇宙エンタメコンテスト2022
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