【宇宙エンタメコンテストの宇宙川柳を語る~川柳と俳句編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談

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【宇宙エンタメコンテストの宇宙川柳を語る~川柳と俳句編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回はですね、宇宙エンタメコンテストの宇宙川柳を語る『川柳と俳句編』になります。」

いっしー「おー、中々、面白いテーマで。」

編集長「5回シリーズの1回目になります。やっぱり、宇宙エンタメコンテストを盛り上げたいよね。私自身、川柳と俳句に関しては、ただの素人ですので、教育家のいっしーに託したいと思います。宇宙川柳をつくる前に、最低限川柳と俳句の違いは知っておきたいよね。あと、川柳の種類なんかも分かっていると、整理しやすいかも。では、いっしーお好きに語ってください。どうぞ!」

 

どちらも5・7・5

いっしー「川柳と俳句というテーマなんですけど、結構ややこしくて川柳とか俳句とか短歌、いろいろ混ざるんですね。私自身も最初調べ始めた時は混ざっていたんですけども。端的に言うと、短歌というのは5・7・5・7・7ですね。俳句と川柳というのは、その前半部分だけの5・7・5で終わるんです。例えば、有名なもので言えば、『古池や 蛙飛び込む 水の音』。5・7・5ですよね。」

 

違いは季語があるかないか

いっしー「次に川柳と俳句の違いはというと、季語があるか、ないかになります。季語っていうのは、受験でも古典でやったと思うんですけど。季語があるのが俳句。季語がないのが川柳です。」

編集長「これは覚えておくといいよね。季語があるか、ないかで俳句と川柳の違いが出るってことですね。」

いっしー「海外の人に聞かれた時とかも、ちゃんと答えられますね。川柳っていうのは、もともと人の名前から取ったもので、柄井川柳さんという方からです。俳句は上流な感じだと思うんですけど、季語をなくすことによって、一般の人がもっと作りやすくしたという流れがあります。」

編集長「柄井川柳さんって、評価はされているの?」

いっしー「そうですね。やっぱり、俳句のオリジンっていうことで。」

編集長「名前は聞いたことがあったから。なるほどね。」

いっしー「今はサラリーマン川柳とかで裾野が広がっていますので。当時は上流階級の嗜みみたいな形だったので、庶民に広めたってことになります。では、俳句と川柳、それぞれの魅力を紹介していきたいと思います。まずですね、季語っていうのは、めんどくさいイメージ。わざわざ、何で入れなくちゃいけないんだみたいな。現代人にはとっては、そういったイメージがあると思うんですけど。5・7・5の中に世界観を表現するために、季語が大切な役割を担っています。」

 

俳句の魅力は「季語」にあり

編集長「日本は四季があるからね。日本的なものを表しているよね。」

いっしー「こちらは背後にある日本文化全体を呼び起こさせる働きを持ってまして。5・7・5のほんとに短い中にも、キーワードが散りばめられることによって、例えば、夏祭りの様子であったりとか。自分の思い出を全部引き出してくれる作用が季語にはあるんですね。現代だと、リンクをクリックするとWebサイトに飛ぶと思うんですけど。季語というリンクをクリックすると体験を思い起こさせる、そういった作用があるのかなと思いますね。その季語をまとめた歳時記、季語の辞典みたいなものがあるんですけど、日本文化のすべてがそこに詰まっているように見えますね。」

編集長「歳時記って、簡単に一言で説明出来る?」

いっしー「歳時記は季節ごとの行事とか、天文,地理,風土とか。あとは生活,動物,植物ですね。そういったものがすべてキーワードとしてまとまっていて。その隣に季語を用いた俳句が一杯のっています。」

編集長「外国の方で日本文化を学びたい方には、まず歳時記がいいかもね。」

いっしー「ほんとにそうですね。日本文化の入門書として、最適なんじゃないかと。」

編集長「これ、皆さん、覚えておいてください。是非、日本文化を紹介するには歳時記からがいいですよ、ということですね。」

 

川柳にはたくさんの種類がある

いっしー「では、川柳の方にいきたいと思います。川柳は親しみやすさが魅力になってまして。いろんなジャンルがあるんですね。一つ目はですね、伝統川柳です。柄井川柳氏がはじめた伝統に則ったものですね。扱うテーマとかも少し古風であったり、扱う題材も歳時記にのっているような題材だったりとか。テーマはうがち,軽み,笑いということで、ちょっと風刺を入れなくてはいけないという。二つ目に時事川柳というのもありまして、これは政治的なテーマを風刺のように歌いきるものです。三つ目は現代川柳で自分の心の奥を表現するものです。」

編集長「今、現代川柳だよね。トレンドは。」

いっしー「今、一番ホットなのは現代川柳ですね。あんまり、マクロというよりかは、自分の日常生活の中で起きた些細なことで
あったりとか、日頃感じている不満を面白い形で表現してみたりとか。一番ここがポピュラーなのかなと。」

 

あなたはどっち?

編集長「ちなみに、いっしーは俳句と川柳どっちが好き?」

いっしー「そうですね。私自身は、もともと、川柳の方が見るじゃないですか。おーいお茶とかでも。そこに親しみがあったんですけど、俳句も意外にいいなと思いまして。日本文化の奥深さを表現していきますので、どちらとも言えないですね。」

編集長「いっしーの方は語彙力や表現力が凄い豊かだから、俳句の方が本領発揮出来そうな気がしますね。」

いっしー「文学性を追求するなら俳句で、ユーモアを磨くなら川柳なのかなと思います。今回、切り返し力も求められる川柳ですので、是非、いろんな方にご応募いただきたいなと思いますね。」

編集長「そうですね。1回目は大体こんな感じですかね。2回目、3回目、4回目、5回目と5回シリーズでやりますので、是非、お楽しみにしてください。では、最後に宇宙エンタメコンテストの応募お待ちしております。またね。」

いっしー「またね。」

 
川柳と俳句編 >>> https://youtu.be/FHuX62wpRfk

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