【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース⑩~】JAXAと三井住友海上、宇宙旅行保険事業に関する共創活動を開始!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXAと三井住友海上、宇宙旅行保険事業に関する共創活動を開始!」について述べますね。

JAXAと三井住友海上、宇宙旅行保険事業に関する共創活動を開始!

7月20日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)は、新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指すJAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)の枠組みのもと、2022年7月より宇宙旅行保険事業に関する共創活動を開始したと発表しました。イメージ図はこんな感じになります。


©️JAXA/三井住友海上

共創活動の内容としては、『宇宙旅行保険の商品開発』及び『宇宙旅行マーケット拡大支援』に関するものとなります。

『宇宙旅行保険の商品開発』を少し補足説明しますと、宇宙旅行には高度約100kmを目指す小旅行,地球を周回する数日の旅行,国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する滞在型の旅行など、様々な種類があります。

それらの実現を目指す事業者と共に、それぞれのニーズ及びリスクを踏まえた最適な宇宙旅行保険の開発に関する共創活動を行うようです。

また、『宇宙旅行マーケット拡大支援』の方は、宇宙港や有人宇宙機の開発企業、旅行代理店を始めとする宇宙旅行関連事業に参画する企業との連携により、全ての人が気軽に安心して宇宙に行ける時代に必要なマーケットの拡大を支援していくようですね。

三井住友海上は、2015年から宇宙保険担当駐在員を海外拠点に常駐させたり、月面着陸船のリスクを補償する月保険の開発なども行っています。

昨年は宇宙旅行元年と言われ、歴史上初めて、宇宙旅行者の数が職業宇宙飛行士の数を上回ったんですよね。

これから、大手損害保険会社の競争も地球だけでなく、宇宙まで広がっていきそうですね。

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