【宇宙ビジネス超入門~2022年号外ニュース⑱~】中国独自の宇宙ステーション、実験施設のドッキングに成功!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「中国独自の宇宙ステーション、実験施設のドッキングに成功!」について述べますね。
中国独自の宇宙ステーション、実験施設のドッキングに成功
7月25日に中国政府は建設中の宇宙ステーション『天宮』の実験施設である『門天』を、昨年4月に打ち上げていた中核施設『天和』とのドッキングに成功したと発表しました。
7月24日に中国南部海南省の文昌宇宙発射場から大型ロケット『長征5号B』で打ち上げられていました。
宇宙ステーション『天宮』はですね、中核施設『天和』と2つの実験施設から構成されるT字型となっています。
今回のドッキングに成功した『門天』とは別の実験施設である『夢天』の方は、今年10月に打ち上げ、中核施設『天和』にドッキングする計画になっています。
今年中に完成させて、今年後半にある5年に1回の共産党大会での国威発揚に繋げていきたいんだと思いますね。
今回、ドッキングした『門天』を少し補足説明しますと、植物や動物などの生命科学の研究を行う実験施設となっています。
また、船外に実験装置を設置することも可能なんです。全長17.9m・最大直径4.2m・重さ23トンで、これまで中国が打ち上げた宇宙船や施設などで一番大きくて重いようですね。
今後10年以内に、国際宇宙ステーション(ISS)と中国独自の宇宙ステーション『天宮』、そして民間企業の商用宇宙ステーションと、ライバルひしめき合う中での勝ち負けの判定は出そうですね。
■Space Biz TV(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/c/SpaceBiz/featured