【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース⑨~】JAXAと電通、衛星データ活用の広告で需給連携事業の共創を開始!

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【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース⑨~】JAXAと電通、衛星データ活用の広告で需給連携事業の共創を開始!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXAと電通、衛星データ活用の広告で需給連携事業の共創を開始!」について述べますね。

JAXAと電通、衛星データ活用の広告で需給連携事業の共創を開始!

7月1日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と株式会社電通グループ(以下、電通グループ)は、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)のもと、人工衛星データ活用による、広告の高度化を通じた需要の創出と需給の最適化の実現に向け、共創活動を開始したと発表しました。

人口衛星データは、これまでも農業分野において農作物の収量増大や収穫時期予測に活用されてきましたが、天候の影響によりデータが欠損し、解析が困難になるといった課題があったんです。

本取り組みは、その課題解決に向けた技術研究を行うと共に、それらの情報を、農作物や関連商品の販売時期に合わせた広告出稿のタイミングの調整に用いることなどを通じ、販売・広告施策にリアルタイムに反映させることで、積極的な需要創出と需給の最適化の実現を目指します。イメージ図を見てもらいましょうか。こんな感じです。

2020年に電通グループは、テレビ広告の効果を向上させる基盤システムRICH FLOWを開発しました。RICH FLOWはですね、複数の広告主間でテレビ広告枠の組み換えを行い、広告効果を向上させるための最適パターンを提案するシステムなんです。

今回の共創では、連携協力者(株式会社スペースシフト,株式会社Fusic)と共に、衛星データを解析して農作物の出荷量や出荷時期および価格の予測モデル構築・高精度化を行った上で、RICH FLOWを用いることで、当該作物を食材として用いる調味料商材の広告出稿の種類・タイミングの最適化を目指すようです。

これにより、広告効果の向上だけでなく、旬な農作物の廃棄ロスを低減し、SDGs目標達成にも貢献しますね。

最後に、こちらもイメージ図を見てもらいましょうか。こんな感じです。

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