【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談㊱】関西電力グループ、スペースワンと資本業務提携を締結?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「関西電力グループ、スペースワンと資本業務提携を締結?!」です。
©関西電力グループ
6月30日に合同会社K4Ventures(以下、K4V)は、小型ロケットによる人工衛星打ち上げ事業に取り組むベンチャー企業スペースワン株式会社(以下、スペースワン)に対し、第三者割当増資による出資を行ったと発表しました。
K4Vはですね、関西電力グループが革新的な技術やビジネスモデルを有するベンチャー企業との連携を強化するための投資主体なんです。
関西電力グループとして、宇宙関連事業に取り組むベンチャー企業と資本業務提携を締結するのは初めてになるんですよね。
©スペースワン
スペースワンの方は、人工衛星を搭載する小型ロケット「カイロス」の開発から打ち上げまでを一貫して担う企業であり、国内で唯一、自社運営のロケット打ち上げ射場「スペースポート紀伊」を保有しています。
自社専用の小型ロケットと打ち上げ射場により、契約から打ち上げまでを世界最短、打ち上げを世界最高頻度で行う、宇宙宅配便を目指しているようです。
また、「スペースポート紀伊」は、本州最南端に位置する和歌山県串本町に位置し、打ち上げの軌道高度や、軌道傾斜角についても柔軟に対応出来るという立地上の強みを持っているんです。
関西電力グループは、これまで、人工衛星データを活用した太陽光発電電力量予測やインフラ監視の可能性の追求、宇宙太陽光発電の基礎技術となる無線電力伝送の実証実験等に取り組んできました。
提携後まずは協業で、2022年末にスペースワンの小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げを目指しますので、関西電力グループの宇宙という新たなステージへの挑戦が始まりそうですね。
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