【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談㉛】LeoLabs、航空自衛隊の商用宇宙領域監視契約を受注?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「LeoLabs、航空自衛隊の商用宇宙領域監視契約を受注?!」です。
LeoLabs、航空自衛隊の商用宇宙領域監視契約を受注?!
©️LeoLabs
5月24日にLeoLabs社は航空自衛隊向けに低軌道(LEO)衛星や宇宙デブリを追跡するデータやサービス提供する契約を受注したと発表しました。
この契約では、航空自衛隊の低軌道(LEO)での運用要件を満たすべく、LeoLabs社の最先端のツールとデータの組み合わせがサブスクリプションサービスとして提供される予定です。
サービス範囲としては、主に低軌道追跡および監視サービス(LeoLabs Tracking and Monitoring)や衝突回避サービス(LeoLabs Collision Avoidance)などになります。
また、LeoLabs社は防衛省における宇宙空間認識(SDA)能力を即時に強化するために、これらのサービスやトレーニングを提供するようです。
LeoLabs社を少し補足説明しますと、シリコンバレーのパイオニア的研究機関であるSRI Internationalのスピンアウトとして2016年に設立された、低軌道マッピングとSSAデータアクセスを提供するベンチャー企業なんですよね。
尚、今回の契約はLeoLabs社の国内代理店である伊藤忠商事株式会社の完全子会社、伊藤忠アビエーション株式会社を通じ、航空自衛隊より受注しております。ベンチャー企業にとっては、大手商社の巨大なネットワークを活用して、販路を開拓するのは賢い選択かもしれませんね。