はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「新型宇宙船スターライナー、無人飛行試験を終え帰還！」について述べますね。

新型宇宙船スターライナー、無人飛行試験を終え帰還

5月下旬にボーイング社の新型宇宙船スターライナーは、国際宇宙ステーション（以下、ISS）に約5日間滞在後、米国西部ニューメキシコ州の砂漠地帯に着陸し帰還しました。

今までにISSとの往復に成功した民間宇宙船はですね、スペースX社のクルードラゴンとボーイング社のスターライナーだけとなります。

スターライナーは、2019年の無人飛行試験ではISSに到着出来ず、2021年の夏には燃料バルブの不具合で試験が延期されていたんです。今回の成功を受けて、早ければ年内にも宇宙飛行士を乗せた有人飛行試験が行われる予定となっています。

米航空宇宙局（NASA）は、2020年からISSを往復するサービスを開始したスペースX社のクルードラゴンと同様に、ボーイング社のスターライナーもISSまでの輸送手段として認定し実用化したい考えのようです。

尚、スターライナーは、帰還時に海に降りるクルードラゴンとは違い、パラシュートで減速しエアバッグで衝撃を緩和して着陸します。

スペースシャトルが2011年に退役してから、民間企業主導で後継機開発の目処を付けたのは素晴らしいことですよね。

■Space Biz TV（YouTubeチャンネル）
https://www.youtube.com/c/SpaceBiz/featured