【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談㉙】岩谷技研、北海道スペースポートで通信基盤の放球試験に成功?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「岩谷技研、北海道スペースポートで通信基盤の放球試験に成功?!」です。

岩谷技研、北海道スペースポートで通信基盤の放球試験に成功

5月19日に株式会社岩谷技研(以下、岩谷技研)は、北海道大樹町およびSPACE COTAN株式会社の協力の下、北海道スペースポート(HOSPO)内の1000m滑走路において、自社製LoRa無線基板の高高度放球試験を実施し、これまでの最高高度記録18.2kmを大幅に超える高度33.1kmからの安定した信号受信に成功しました。

実験風景の写真を何枚か見てもらいましょうかね。こんな感じです。


©岩谷技研

今回の実験により、岩谷技研が構想している宇宙遊覧高度25kmを超える高度からでも問題なく無線信号を受信することが出来たんです。

やはり、確実な飛行経路予測が重要となりますので、高度や気圧などの計測装置で念入りに調査実験ということになりましょうか。

岩谷圭介社長は『今年度中の高高度有人飛翔試験実施に向け、こうした通信機器の試験をはじめ、気密キャビン並びにプラスチック気球の実証実験をより頻繁に行って参ります。』と述べておられます。

今年、有人飛翔実験をして、来年以降、商業化を目指していくようなので、今後が楽しみですね。

最後に皆さん、気球による宇宙旅行の費用は、いくらだと思いますか。何と1人100万円台(20人乗り)ですので、家族で行ける宇宙旅行と言えるかもしれませんね。