【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース⑥~】JAXA、『きぼう』船外ミッション外部運用管理システム稼働!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXA、『きぼう』船外ミッション外部運用管理システム稼働!」について述べますね。

『きぼう』船外ミッション外部運用管理システム稼働

4月15日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、国際宇宙ステーション日本実験棟『きぼう』の船外実験プラットフォームに設置されたミッション機器へ、ユーザーのオフィスや研究室などからセキュアなネットワークで接続、運用を可能とする『きぼう』船外ミッション外部運用管理システムをクラウド上に構築し、稼働したと発表しました。イメージ図は、こんな感じになります。


©JAXA

これまで、『きぼう』船外実験プラットフォームに設置されたミッション機器の運用は、ユーザーが筑波宇宙センターにて、テレメトリを確認しながら運用管制員に観測などの要求を伝え調整し、運用管制員が操作指令を出して行っていました。

また、毎回の運用日時を予め決定し、運用体制を整えた上で運用する必要があったんです。

今回、稼働した外部運用管理システムを利用することにより、オフィスや研究室などの希望する場所からネットワークを介し、ユーザー自身が操作指令を出してミッション機器を運用することが可能となり、『きぼう利用のリモートワーク』化が実現しました。

また、ユーザーのスケジュールに合わせた柔軟な運用、さらには急な運用変更にも迅速に対応が可能となるなど、利便性が格段に向上したんですね。

コロナ禍でテレワークが広がっておりますけど、究極のリモートワーカーは、やっぱり、宇宙飛行士ですかね。

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