【おすすめ宇宙映画を語る~遠い空の向こうに編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

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【おすすめ宇宙映画を語る~遠い空の向こうに編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×映画脚本家石橋勇輝の対談

対談動画

 

冒頭

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回はこちら、遠い空の向こうにという映画なんですよ。」

いっしー「おー、中々、渋さそうな映画ですね。」

編集長「この映画はね、ちょっと古いんだけど、1999年に米国で製作されて、日本でも2000年に公開されています。原作の題名は最初が『Rocket Boys』で後に『October Sky』となっているんですよね。」

いっしー「確か、文字の入れ替えですよね。『Rocket Boys』を『October Sky』に。」

編集長「あっ、そう。それは知らなかった。丁度打ち上げる時期が、『October Sky』の時期だったんですよね。」

いっしー「それもあって。」

編集長「知らない人多いんじゃないかな。元NASAのエンジニアであるホーマー・ヒッカム氏の自伝って感じなのかな。」

いっしー「らしいですね。アメリカでは、何と教科書にも載っているようなので、青春映画でもあり、感動の名作とも言えますね。私も大好きな映画の一つですね。」

 

論点1:実話に基づく感動ストーリー

編集長「今回もね、3つ位に論点を絞って語ってもらおうかなと思います。では、早速、いっしー、1つ目の論点はどうですか。」

いっしー「こちらですね、教科書に載っているというだけあって、実話に基づく感動巨編という感じがしますよね。ほんとに青春時代の夢と希望を一つに詰め込んだ、感動的なパッケージになっています。実話であることが信じられない位、ロマンチックな展開なんですけど。

端的に言えば、炭鉱夫になるべく運命づけられたような村に生まれた少年達がロケット開発に情熱を燃やし、実際成功するサクセスストーリーです。日本で言うと、『下町ロケット』という小説とか、ドラマがあるんですけど、地元で宇宙を目指すみたいな展開が似てると思います。ほんとに、いろんな方々が共感出来る要素が詰まった感動ストーリーだなと思いますね。

きっかけはですね、スプートニクのニュースを見た時に、今まで全くロケットに関心のなかった少年達の心に火がついてしまって、そこから動き出すっていう話なんですけど。ロケット開発とかは縁遠いイメージがあると思うんですけど、子供達でも頑張ればものに出来るっていう科学を身近に感じさせるような、いい教育的な話なのかなと思います。」

編集長「でも、これはアメリカらしいよね。今、いっしーが言ったように炭鉱の町に生まれているので、環境だけみると、とても宇宙の方の天職に辿り着くとは思えないよね。」

いっしー「そうですね。想像すら出来ないというか。」

編集長「炭鉱の町に生まれたら、普通は炭鉱夫で一生終えるイメージがあるんだけどね。全然、違う方向に行ったというのは凄いなと。ただ、運命が開かれる時には、ライリー先生みたいな方が現れて、本当の心の声の方向に導いてくれるっていうのはあるかもしれないね。」

いっしー「導き手の存在がなければ、どうしても戻っちゃいますからね。」

編集長「これ、ある意味、運といえば運だよね。」

いっしー「出会えたっていう。良き師に。」

編集長「そんな感じしますね。」
 

論点2:改善に次ぐ改善、地道なロケット開発は試練の連続

編集長「ではね、2つ目の論点はどうですか。」

いっしー「先程、おっしゃった通り、炭鉱の町に生まれて、そこからロケットの開発をするので、ほんとにゼロからのスタートですね。改善に次ぐ改善で、段々に成長していくという。最初は主人公も『自分は吹き飛ばされないようにな。』と馬鹿にされたり。

まず、家族から反対され、次はクラスメイトから馬鹿にされ。ただ、面白いと思ったのは、チームのメンバーを集めなくてはいけない時に学校一のオタクがいて、その子に話しかけるだけで評判が悪くなるのですが、『ロケットに詳しいなら教えてくれよ。』みたいな感じで声をかける所が勇気を出した一歩だったのかなと思いますね。

あと、地元の大人達が炭鉱夫としての技術を持っているんですけど、その技術がロケット開発に転用出来たりとか、そういった描かれ方もしていて、実は何もないように見える町だけれども、そこから繋がる芽がある、今ある所から未来に向かって進んで行く描写があって、どんな人にも参考になると思いますね。

また、浮き沈みも描かれていて、最初に上手くいった時に新聞に報じられ、主人公も舞い上がるんですけど、それがきっかけになって、火災の原因になったのではと濡れ衣を着せられ、ロケット開発が頓挫してしまう描写もあって。ほんとにロケット開発という、一つのドラマの中にいろんな感情の起伏が盛り込んであるなと思いましたし。」

編集長「新聞で評価を得た後、逮捕されちゃったよね。天国と地獄みたいね。ほんとなのって感じだよね。」

いっしー「これ、ほんとに起きたのかなって位、ドラマチックなので。そういったことを通して、努力の大切さとか、忍耐や継続することの大切さ、周りの人達に感謝したり、恩に報いようとする大切さっていうのが、余す所なく描き切っていますので、是非、お子様と一緒に観ることをおすすめします。」

編集長「確かに夢を叶えるためのあらゆる要素が詰まっていますね。こういう形で、上手く運を掴んでいくと夢って実現出来るのかなと。ベンチャービジネスなんかを起こす方にも参考になって、おそらく常識に逆らっている変人に見えるケースが多いんじゃないかなと。ただ、尋常じゃない情熱は凄いと思うし、やはり好きなことからじゃないと生まれないんでしょうね。

論点3:親子愛を濃厚に描き切る

編集長「ではね、3つ目の論点はどうですか。」

いっしー「こちらですね、ただ単なるサクセスストーリーだけではなくて、もう一つの軸として親子の愛を濃厚に描き切られている作品だと思いますね。

家族からの反対とか、クラスメイトからの反対も大きかったんですけど、一番大きかったのは父親との葛藤ですね。主人公にとって大きな砥石になっていまして、誰しもが乗り越えるものですけど。主人公には兄がいるんですけど、兄がスポーツが出来る、体が強いってことで、炭鉱夫である父親からは誇りの息子みたいな感じでえこひいきされて、主人公は劣等感を抱いていたりとか。

あとは、未来を追い求めている主人公に対して、現状の炭鉱の町とか、炭鉱夫達の命を守ることに情熱を燃やす父親とか、とにかく、あらゆる点で考えが合わないみたいな描写がありまして。主人公に迫られる決断としては、父親のように理想的な炭鉱夫として一生を終えるか、自分に託されたミッションをはかりにかけた時に、どちらも大切だけれども小さな大義と大きな大義どちらを取るのかといった時に、やはり、主人公にしか出来ないロケット開発という道を選び取る、ある種の釈尊の出家ではないですけど。そういったメッセージすらも感じさせる展開なのかなと。」

編集長「すべてのものを捨ててまで、人々を救いたいということですかね。でも、結局、炭鉱の町自体が閉まってしまったよね。これも、また運命だよね。親の反対を押し切って、自分の道に行ったのが良かったということだね。」

いっしー「長い目で見ると、それが正しいことと証明されたんですね。」

編集長「父親が優秀な方だと葛藤がありそう。男は皆、父親の葛藤あると思うんだけど、いっしーは家族なり父親への葛藤はあった?」

いっしー「やっぱり、そういった所に共感出来るんじゃないかと思います。」

編集長「20歳前後とか、30歳前後の方は、皆持っているから共感する所があるかもね。自分達が夢を追い求めても、親に反対されたりとかね。良くあることじゃない。そういったのがいいよね。描き方が。」

いっしー「最終的に乗り越えて、和解する所まで描いてますからね。」

編集長「あと、アメリカの女性らしく、戦ってくれる女性の存在は大きいな。母なり先生なり。女性は男性より強いし、頼もしい時もあるよね。」

いっしー「アメリカ社会においては、女性が担っている役割みたいな。」

編集長「日本の女性とは違う描き方だと思うんですけどね。

 

まとめ

編集長「実は【おすすめ宇宙映画を語る】も今回の10作目で一旦終了となります。」

いっしー「最終回ですね。」

編集長「残念なんですよ。寂しいですけど、最後に相応しい作品でしたよね。ただ、時折、面白い作品を観たら、対談しましょうか。」

いっしー「そうですね。掘り出し物を見つけた時は。」

編集長「次回はテーマ別の厳選シリーズやりますので、お楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」
 

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