【宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~単語を覚える編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談
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対談
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、教育家のいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~単語を覚える編~になります。」
いっしー「単語を覚える方法は、結構皆さん興味があるんじゃないかと思いますね。」
編集長「興味あるかもしれないね。前回、発音を鍛える編をやりましたけど、今回も各論で3回シリーズの最後3回目となりますね。」
いっしー「最終回ですね。」
編集長「英語の単語を覚えることは中学生からやっていますけど、効率良く覚える方法みたいなもので体系的だったものはあまり見たことないかな。」
いっしー「確かに。皆さん、それぞれですかね。」
編集長「ちなみに、いっしーの英語の語彙力はどれ位あるの?あまり、言いたくないかな。ちなみに、英検一級持っている方ですから。」
いっしー「英検一級だと、一万語位だと言われていますので、それから、さらに上乗せしているので、一万五千語位はいっているんじゃないかなと思います。」
編集長「ネイティブまではいかない?」
いっしー「さすがにネイティブまでは。海外経験を積まないと。」
編集長「さすが英検一級をぐっと超えているような感じですね。単語を覚えるのに工夫をしていることってある?」
いっしー「そうですね。いろいろございますね。」
編集長「この後で、ゆっくり語ってもらおうかな。単語を覚えることは、英語でもロシア語でも必須となりますので、今日はコツみたいなものを皆さんと一緒につかみたいと思いますね。いっしー自身はもう十分かもしれませんけど、単語を覚える編、思う存分語ってください。では、どうぞ!。」
いっしー「まずは、山崎氏のやり方からご紹介したいと思います。前回、総論編でご紹介した通り、ロシア語の単語を覚える時に部屋中に付箋を貼って覚えたとおっしゃってましたね。ここで、凄く面白いなと思うんですけど。単純接触頻度を高めていると言えるかなと。記憶のメカニズムというのを皆さんと一緒に考えていきたいと思うんですけど。
記憶って何段階かに分けて、人間に浸透していきますよね。感覚登録器、目とか耳から入って来るのが第一段階。そこから、短期貯蔵庫に入って、そして長期貯蔵庫に入ると思うんですけど、ほとんどの方は短期貯蔵庫に入れた時点で満足してしまって、長期貯蔵庫に入れるところが中々上手くいっていないんです。知っているけど、なんか出て来ないとか。見たことあるけど、なんか分からないとか。そういったのは、短期で痕跡は残っているけど、完全には浸透していない所だと思うんですね。
そこで、短期から長期に入れるための工夫が凄く重要になってくるのかなと思います。その一つとして、山崎氏が実践されているのは、実際に付箋を貼って単純接触頻度を増やしていく工夫が一つと。あと、もう二つご紹介したいなと思っています。一つ目はチャンク化ですね。こちら、一塊にして覚えるってことなんですけど。電話番号って、10桁あるじゃないですか。10桁の数字を単純に覚えるっていうのは、凄く難しいですよね。それを3つの塊に分けると、なぜか覚えられるんですよね。そういった工夫がありますね。ロシアのKGBのスパイも実践しているんですよね。塊にして覚えるってことですね。英語を覚える時には同じカテゴリーの単語を5個位、同じ意味を持つ類語を5個位をセットにして覚えてしまうとチャンク化が上手くいくのかなと思いますね。
あと、もう一つは、難しい言葉でいうと精緻化なんですけど、簡単な言葉いうと芋づる式に覚えるっていうことですね。こちらは、自分の中にある生活体験の知識とかテレビで見たこととか、自分の経験したこととかを結び付けて。低俗化するとダジャレって感じになるんですけど。ダジャレは自分のクスッと笑った経験と単語の意味を結び付けて覚えると思うんですけど。それだけじゃなくて、自分のいろんな経験と結び付けて覚えるってことですね。例えば、映画で観たことあるとか、映画でこういう風に印象的に使われてたなとか、そういったものと結び付けて覚えるっていうのが、精緻化の工夫なのかなと思いますね。」
編集長「日本語でいうと、腑に落ちるっていうのかな。ぐっと掴むという。」
いっしー「腹落ちするとか。自分の中での経験と結び付ける瞬間ですね。」
編集長「単語を覚えるのでも、そういったことがあるってことだね。」
いっしー「そうですね。なので、チャンク化と精緻化の2つ、是非、実践していただきたいなと思います。あと、単純接触頻度を味方に付けるということで。先程、山崎氏は付箋を貼っていたということですけど、リスニングをシャワーのように浴びているという学習法もあるかと思いますが、これは私自身そこまで効果がないと思ってまして。なぜかというと、これは感覚登録器に入れるだけで終わってしまっていて、やはり短期貯蔵庫に入れるのを繰り返すというのが凄く重要なので。その短期貯蔵庫に入れるためには、脳が働いてないとダメなので、前回お話したシャドーイングは脳がフル回転している状態で耳に入って来るので、それで覚える所があると思います。おすすめとしては、単語帳であれば『キクタン』とかですね。日本語が流れて英語が流れるとか。とにかく、日本語と英語が行ったり来たりするような音声教材であれば、単純接触頻度が高まるのかなと思います。」
編集長「時々ね、聞き流しがいいと言ってる方もいるし、何にもやらないんだったら、やったらいいと思うんだけど、その辺はどう?」
いっしー「確かに、何もやらないよりは、いいと思います。」
編集長「『キクタン』みたいに日本語と英語が繰り返した方が頭が働くよね。」
いっしー「脳に汗をかいている感覚が凄く重要ですね。」
編集長「それが大事だね。」
いっしー「完全にストレスがない状態だと成長が出来ないということですね。」
編集長「なるほど。それは、いい勉強ですね。」
いっしー「単純接触頻度は、あの人なんか見たことあるなみたいな状態があるかと思うんですが、単語においても、そういったものをつくっていくことが凄く重要だと思います。」
編集長「でも、やっぱり、何度も何度も復習すると覚えていくけど、短期と長期の意識を持っておいた方がいいですね。今日だけ覚えたのか、テストが終わって1カ月しても覚えているのかは全然違うからね。」
いっしー「昔、覚えたはずなのに忘れてるのは当たり前だよってことですね。何回も何回も繰り返していくことですね。」
編集長「日本語はそんなに忘れないもんね。英語もそうしないとダメだってことだね。あとは、どうですか?」
いっしー「一応、こんな形で。以上になります。」
編集長「勉強としては、どれ位接していれば良いのかな。やっぱり、2000時間位?」
いっしー「やはり、マスターするとすれば、2000時間しっかり触れることが出来れば、ある程度、ものにしたという感じは得られると思います。」
編集長「不思議と身に付いてくるという感じなんだよね。1日2時間でも3年もかかってしまうね。でも、諦めないことが一番大事なのかな。」
いっしー「今日お話したポイントをモチベーションにしてですね、頑張っていただきたいなと思いますね。」
編集長「英語の方は、また、いっしーと企画練ってやっていきたいと思いますので、次回もお楽しみにしてください。バイバイ。」
いっしー「バイバイ。」
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