【宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~発音を鍛える編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談
対談動画
対談
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、教育家のいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~発音を鍛える編~になります。前回ね、山崎直子氏の英語学習歴編をやりましたけど、今回も各論で3回シリーズの2回目となります。日本人は英語の文法は得意だけど、発音は苦手な方多いんじゃないかな。」
いっしー「そうですね。日本の英語教育の枠組み自体が、あんまり発音をしっかり教えてくれない時期もありましたので。最近は変わりつつあると思うんですけど。」
編集長「先生自体もあんまり上手じゃないかな。日本だと実践する場がないので、モチベーション上げようと思ったら、スピーチコンテストに応募するしかないよね。ちなみに、いっしーの英語の発音はとても綺麗なので、発音を鍛えるのに心掛けている点はありますか。」
いっしー「心掛けている点は我流にならないって所を意識してますね。英語の発音を聞いた時に、自分なりに文章を見て発音したくなるんですけど、必ずネイティブの発音を聞いて発音しています。」
編集長「それ、凄いね。見たことがない単語だったら、まず聞くの?」
いっしー「まずは正しい発音を耳に入れるということを重視してますね。」
編集長「基礎だけど、やり続けた人とやってない人だと全然違うよね。」
いっしー「段々と差が出て来ますよね。」
編集長「ほんとに英語の発音って、〇×みたいに点数が直ぐに出ないよね。」
いっしー「アプリとかだと出ると思うんですけど。」
編集長「アプリだと出るんだ。」
いっしー「最近は進化してますけど、難しいですね。」
編集長「成長が分かりにくいよね。ですから、今日はいっしーにPronunciationについて、思う存分語ってもらいたいと思います。では、どうぞ!。」
イントネーション、母音の使い方など
いっしー「最近の子供達はフォニックスの部分は大切ということで、しっかり学ばなくてはいけないという意識が出て来ていると思うんです。今の時代、ネイティブスピーカーの音声に事欠かないと思うんです。YouTubeとかポッドキャストも充実してますし。ただ、習慣が出来ていないと、しっかり聞こうという風にならないので、山崎氏の姿勢に倣ってやっていきたいと思います。
山崎氏自身はどうおっしゃっているかと言うと、かなり発音を重視されているとインタビューの中でおっしゃっていて。やはり、海外に行って発音が通じなくて、現地で苦労したと。一つ具体例として挙げていたのは、aにも三種類あるんだよと。Apple,Up,Artこれ全部違うんですよね。同じaなんですけど。そういった所で、aの3つある所でつまずく方が多いんですよね。そういった所をしっかり区別していくということです。
子音で言うと、th。Thrashとslash似ているんですけど、全然意味が違ってくるということで。そういった些細な部分を言い違えると、例えば、ウェイターさんにコーラ頼んだのになぜか全然違うジュース出て来たりとか。単語レベルの音節レベルからしっかりやっていくことと、あとはイントネーションですかね。単語同士を繋げた時に、文章がどういう流れになるかは工夫がいる所で、実は英語にも音痴っていうものがあると思うんですね。正しいメロディにそって発音出来るかどうかっていうところも重要だと思いますね。英語のイントネーションをしっかり教えてくれる学校は少ないと思うので、やはり実際の映像とかを見て学んでいくしかないのかなと思いますね。」
編集長「僕も苦い経験を言うとね、英語を全然やってなかった時に、コカ・コーラとコーヒーをキャビンアテンダントに頼んだら通じなかったね。コークっていうのかな。あと、カフィーって発音?それ知らないと伝わらなかったね。」
いっしー「そうなんですね。まさにそうですね。単語レベルだと、そこだけは正確に発音しないと伝わらないですね。難しいですね。宇宙飛行士でも、部品の名前とか番号とかを正確に発音しないと大変なことになりますよね。イントネーションとか発音を鍛えるのは、先程、ご紹介したやり方の一つですけど、アプリがあります。最近はいろんなアプリが出てまして、発音をタップするとそのまま発音が聞けるので、1対1対応で常に確認するのも一つです。あと、正しいイントネーションを学ぶには、名演説を学ぶのが効果的かなと思います。スピーチコンテストの話もありましたけど、私自身スピーチコンテストに出ることで発音が鍛えられた経験がございます。その時にキング牧師とかケネディ元大統領とかオバマ元大統領の名演説を実際に耳コピというか、完コピするまで練習してナチュラルなイントネーションをマスターしていった経験があるので、おすすめです。」
編集長「いっしーは全国で何位とか素晴らしい成績を残した記憶があるんだけど、一つのものを何回位読んだの?覚えている範囲で。」
いっしー「100回以上は読みましたね。同じ文章を。最後の方はあきてしまって、先生にもう読みたくないんですけどと言ったんですよね。そこまでやれば、すべて真っ白になっても口から出て来ますね。」
編集長「やっぱり、ネイティブに近い発音になってくるの?」
いっしー「そうですね。もちろん、自分で録音したりとか聞いたりとか、先生からフィードバックとかありましたけど。」
編集長「これは皆さん、やった方がいいですよ。実践者が語ってますからね。あきるまでやるっていうのは、いいかもしれないですね。」
シャドーイング
いっしー「あとですね、なぜシャドーイングに効果があるのか、そもそもシャドーイングって何かって話をしていきたいと思います。シャドーイングは、ネイティブの音声を追いかけながら、0.5秒から1秒位の間をおいて発音する学習法なんですけど。似た勉強法として、リピートとオーバーラッピングってありますよね。リピートというのは、一度聞いた英語の音声を頭に入れた上で、一時停止して自分で発音することです。オーバーラッピングは、実際流れている音声と完全に重ねて発音します。シャドーイングは文章を見るか見ないかは別として、英語をちょっと後追いしながら追いかけます。」
編集長「いっしーとしては、3つの中だとシャドーイングがいい?」
いっしー「シャドーイングが一番効果的だと思いますね。」
編集長「シャドーイングがいいと言うことですね。」
いっしー「オーバーラッピングもいいんですけど、ハードルが高いですね。」
編集長「難しいよね。相当英語が出来ないと。」
いっしー「まずはシャドーイングからで。なぜ効果があるかということなんですけど、正しい発音とイントネーションを身に付けるのに一番効率的な勉強法だと思ってまして。リピートだと自分の頭に入って変換されちゃったもので出して来るので。結構違ってるんですよね。やはり、自分のくせとか入ってしまっているので、良くないんですよね。シャドーイングの方は、思い込みとかがない状態で、ただマネするのに徹することが出来るので、ほんとに効率的に発音を正していくことが出来るかなと思いますね。もう一つは、追いかけなければいけないということで、脳がフル回転する所がありますね。ネイティブのスピードって、凄まじいじゃないですか。それを追いかけなければいけないという脳が活性化するので、そこで時間効率が上がるのかなと思いますね。」
編集長「確かに、僕も昔やった記憶があるんだけど、ついていくだけで疲れちゃう。それ位疲労するよね。」
いっしー「ほんとに2セット位やるとクタクタになりますね。耳と口が同時に鍛えられるということですね。リスニングだけやっていると、耳は鍛えられるんですけど、口は鍛えられないし。発音していても口は鍛えられるんですけど、耳は鍛えられないので。それを同時にやるっていうのは、2倍の時間効率かなって思いますよね。シャドーイングおすすめなんですけど、中々、どこから始めていいか分からないという方もいると思うので。まずは、お好きな映画のセリフとかをマネしていくのがいいのかなと思いますね。ただ、注意点としてはですね、ハリウッドはスラングが多いので、あまりマネしてしまうとボビーのような日本語になってしまうので。
自分の発音を録音する
いっしー「最後に一つだけお伝えするとすれば、山崎氏も実践されていた学習法として、自分の発音を録音するっていうことをおっしゃっていて。最初は恥ずかしいのですが、録音したものを自分で聞いているうちに、恥ずかしさがモチベーションになって改善していったようですね。客観的に聞くと、自分の声がどんな声なのかとか、発音どうなっているのかが凄く良く分かるので、是非、録音して聞きながら改善していくこともおすすめですね。」
まとめ
編集長「なるほど。正しい発音とイントネーションが身に付くシャドーイングは、最高の英語学習法かもしれないですね。ただ、夢がないと地味な努力を継続するのは難しいので、コロナ禍で再度考え直してみたいですね。」
いっしー「そうですね。コロナ禍って、宇宙飛行士の過ごしている隔離環境と近いので、同じようなメンタルで頑張ればいいのかなと思いますね。」
編集長「そうかもしれないね。第2回はこんな感じで。では、次回もお楽しみに。バイバイ。」
いっしー「バイバイ。」
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