【宇宙ビジネス超入門~2022年号外ニュース⑫~】中国独自の宇宙ステーション、今年10月の打ち上げで完成!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。
号外ニュースになるんですけど、本日は「中国独自の宇宙ステーション、今年10月の打ち上げで完成!」について述べますね。
中国独自の宇宙ステーション、今年10月の打ち上げで完成!
4月中旬に中国政府は建設中の宇宙ステーション『天宮』の実験施設『問天』と『夢天』を今年7月と10月に打ち上げ、昨年4月に打ち上げていた中核施設『天和』とドッキングし、計画通り年内に完成させると発表しました。
習近平国家主席も、先日、海南省の文昌宇宙発射場を視察した際、年内に完成することを述べています。今年後半に5年に1回の共産党大会もありますので、国威発揚に繋げたいんだと思いますね。
昨年10月に打ち上げた有人宇宙船『神舟13号』も、約6カ月間のミッションを終えた3人の宇宙飛行士を乗せて、無事帰還しました。
3人の宇宙飛行士は、ロボットアームの操作を確認したり、船外活動などをし、宇宙での滞在期間は1回の記録として中国で最長になったんですよね。
今年6月には有人宇宙船『神舟14号』で新たな宇宙飛行士3人を宇宙に長期滞在させる予定となっています。
国際宇宙ステーション(ISS)は2024年に運用期限を迎えますけど、ウクライナ情勢などもあり、2025年以降の体制が決まっていないので、しばらく中国が独占することもあり得るんです。
ただ、米国では民間企業が商用宇宙ステーションを計画していますので、どんなサービスが出て来るのか、こちらは楽しみですね。
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