【宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~ユーモアセンス強化編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談

対談動画

 

対談

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、教育家のいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~ユーモアセンス強化編~になります。」

いっしー「はい。ユーモアセンスとは、中々、変わった切り口のタイトルですね。」

編集長「面白いタイトルになりましたけど、我々日本人が語ってもいいテーマなのかなと思っちゃうんだけどね。」

いっしー「そうですね。意外と宇宙飛行士の中では日本人は独特のキャラで人気があるらしいですよ。」

編集長「逆にそういう感じなんだ。なるほど。若田光一宇宙飛行士はジョークとかユーモアが、宇宙飛行士にとって、必須というようなこと言われていたと思うんだけど、英語で今回しっかり学んでおきたいところですね。ちなみに、いっしーは英語の有名なユーモアやジョークを何か知っていますか?」

いっしー「英語のジョークって、ほんとにいっぱいあって、選ぶのも迷ったんですけど、ある石油王のジョークですね。成功の秘訣を聞かれた時に『私の成功の秘訣は早起きすることと遅くまで働くことと石油を掘り当てることだ』と。」

編集長「今、ガソリン高でみんな大変だからね。掘り当てたらいいですね。」

いっしー「こういうのは、小ネタ,小噺で持っておくといいですよね。会話の時にね。今日はこんなところから始まります。ではね、ユーモア満載の対談の始まり始まりということで、今日は思う存分いっしーに話してもらいたいと思います。では、どうぞ!」

いっしー「まずはですね、宇宙飛行士になぜユーモアが必要なのかっていうところがあるかと思うんですが。基本的に宇宙飛行士のイメージはひょうきんな感じで明るい方が多いかなと思います。なぜそうなるのかなと一時期疑問に思って調べたんですけど、宇宙飛行士って、ほんとに極限のストレス環境に置かれますよね。閉鎖的な空間で一歩外に出たら、死が待っているような状況だと思うんですね。その環境下において、精神を健全に保つにはユーモアが必要不可欠というか。ストレスにさらされているからこそ、ユーモアが必要ってところです。凄く格好いいと思いました。宇宙飛行士って、ロシアの方が多いと思うんですけど、ロシア人は文化的に小噺を必ず1個披露しなくていけないという文化がありまして。あとは、もちろん、イギリスにもジョークがあって、本屋とか行ったら、ジョークのコーナーが一つある位のジョーク大国なんですよね。」

編集長「それは凄いな。」

いっしー「そもそも、ユーモアっていうのは、人を笑わせるっていうかは、どんな環境においても何か面白いことを見つけるっていう精神態度かなと思うので。そういった意味で、人間関係の潤滑油として、凄く役に立つんじゃないかなと思います。」

編集長「でも、ほんと、ユーモアでクスッと笑わせる人がいると、場も和むしね。やっぱり、楽しいよね。同じ時間を過ごしていても。」

いっしー「一人そういう人がいるだけで、場の空気が変わりますよね。」

編集長「変わるよね。そこが大事なところだね。」

いっしー「具体的にどうやって、そのユーモアを勉強していけば良いのかというと、インプットとアウトプットの2つから考えてみましたので、ご紹介させていただきたいと思います。インプットで言うと、例えば、お笑い番組、トークものとかあったりして。お笑い番組とか、芸人さんの漫才っていうのは、プロの放送作家とかが真剣に脚本を書いてますので、脚本書くより難しいと言われる位漫才の脚本は練れているところがあるので、プロの技を学ぶには一番いいのかなと思います。」

編集長「放送作家の方が書いても、放送作家の方がお笑い芸人っていうこともありますよね。でも、そこまで練っているんだね。なるほど。」

いっしー「あと、ギャグマンガですね。もちろん、海外のジョークの本とかもあったりするので、そういったものから仕入れると、より変化球が投げられるんじゃないかなと思います。オーソドックスには、教育的な観点からは語彙を増やすっていうのが重要かなと思いまして。川柳も募集してますけど。」

編集長「我々も宇宙川柳やっていきますからね。今後、対談もね。川柳もきかしているよね。」

いっしー「川柳は結局比喩の力ですよね。ある状況をどういう比喩に落とし込むかっていうところが面白さに繋がっていくところなので、語彙の豊かさが重要になってくるのかなと思います。これがインプット編ですね。アウトプット編については、これほんとにダジャレですね。ダジャレを恥じずに口に出すのが大事と言われています。宇宙飛行士の中でも、ダジャレを言える人と言えない人と分かれるんですけど、ダジャレを言える人は人気が高い。」

編集長「なんか分かるね。宇宙でダジャレを言える位じゃないとダメかもしれないね。」

いっしー「結構すべることも多いみたいなんです。意外と言い続けると、そういうキャラとして認識されてきて、不動の地位を築けるらしいですね。あとですね、話にオチを意識しながら、しゃべるっていうのが重要かと思いまして。関西人の方とかは、無意識にそれを行っているのが凄いなと思うんですけど。本気でやるなら、ユーモアを録音するのが有効な手段かなと思いますね。前回の専門用語習得編でも、若田光一さんが音声を録音したって話がありましたよね。自分の音声を録音すると、テンポとか間の取り方もコントロール出来るようになると思うんですね。なので、スピーチを練習する時とか録音とか録画とかすると思うんですけど、それと同じようにジョークも録音録画すると完成度がより高まっていくのかなと思います。」

編集長「いっしーもスピーチコンテストとか出ていると思うんだけど、その時って、自分で英語しゃべっているのって録音してたの?」

いっしー「もちろん、そうですね。何十回、何百回と自己フィードバックによって、成長したところがあるのかなと。」

編集長「こういったユーモアセンスもやらないとダメだってことだね。ユーモアセンスを強化するのって、思った以上に地味な努力が要りますね。」

いっしー「周りから見えている部分とは違う、白鳥が水面下で足をかいているようなところがあるのかなと思いますね。」

編集長「やっぱり、ただその人が面白いレベルじゃなくてね、国際交流の一つとして英語で機転きかして話すのは、ここも当然努力がいるんでしょうね。」

いっしー「国際交流の観点からしても、もう一つユーモアのコツということで、自分のキャラを知るっていうことで、凄く大事なのかなと思いますね。宇宙飛行士の方のエッセイを読んでいると、日本人として日本人としてのキャラを活かしていることが書かれていて、日本人って、アメリカ人とかと比べて抑制気味のおとなしいキャラだと思うんですけど、それを逆に活かして普段仏頂面をしているのに急に面白いことを言うとか、そういうとこも逆に人気だったりするということで。自分のキャラをしっかり活かすことによって、自分を客観的に見ているということなので、それを活かして相手を笑わせたり場を和ませたりと自分の武器を認識した上で、それをするというところに大人のユーモアセンスっていうのがあるのかなと思いますね。」

編集長「ビジネスパーソンみんな役に立ちそうだね。やっぱり、自分のキャラを活かして、仕事するっていうのは大事だからね。なれない自分になってもしょうがないし。みんなキャラ違うからね。そういった意味ではそうかもね。」

いっしー「あと、もう一つコツとしては、食に詳しいっていうのも。食べ物をネタに話題が打ち解けるみたいなところもあるらしくて。宇宙飛行士限定かもしれないですけど。」

編集長「これは日本人強いんじゃない。食が多様で、世界で一番食が集まっているかもしれないですし。食とかも万国共通じゃないけど、みんな興味もあるしね。話題性には事欠かないよね。」

いっしー「ほんとに日本人は、凄く文化的に恵まれているので、それをどんどん吸収していきたいと思いますね。」

編集長「真面目過ぎる日本人とか、いろいろ言われているけど、やっぱり宇宙に行ってもユーモアの一つや二つ披露してもらいたいですね。日本人代表として。僕としても、ユーモアを切り口にすると、英語の勉強を継続して楽しめそうかなと感じてきましたね。」

いっしー「ユーモアに文化が凝縮されているところがありますので。」

編集長「次回、ユーモアセンスを強化した後の次の段階なんですけど、コミュニケーション能力編をやります。では、次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 

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