【宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~専門用語習得編~】宇宙ビジネス編集長太田裕二×教育家石橋勇輝の対談

対談動画

 

対談

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。対談の相手は、教育家のいっしーです。宜しくお願いします。いっしー、今回は宇宙飛行士になるための必須の英語勉強法~専門用語習得編~になります。」

いっしー「はい。全3回でお送りする予定なんですよね。」

編集長「3回位で予定してますよね。第1回目ということで。前回、若田光一宇宙飛行士の英語勉強法~総論編~をやりましたけど、今回は各論になりますかね。」

いっしー「もう少し掘り下げて、詳しいお話をということになります。」

編集長「前回のおさらいをすると、若田宇宙飛行士は専門用語とジョーク,ユーモアが宇宙飛行士にとって、重要と言っておられたよね。確か。」

いっしー「そうですね。専門用語とユーモア。」

編集長「ちなみに、いっしーは様々な教養書読んでるけど、専門用語の習得はしたことある?」

いっしー「基本的には資格試験の対策が主になるんですけど、TOEICとかも、ある種ビジネスの専門用語かなと。」

編集長「あっ、そうかそうか。TOEICもそうだね。ビジネスだもんね。最後にTOEICとか英検のことも聞いてみたいね。私と違って英語が得意ないっしーに今日は思う存分語ってもらいたいと思っています。では、どうぞ!いきなり、ふりますけど。」

いっしー「専門用語習得編ということなんですけど、おそらく端的に言って、習うより慣れろっていうことわざ通りかなと思います。若田光一さん自身がですね、習うより慣れろ的な勉強法をされている記事、もしくは本で紹介されていましてですね。実際、どんな勉強法をされているか。あまり、詳しくは明かされていないのですが、断片的に明かされている部分から判断するとですね。最初、無線通信の5桁の数字がどうしても聞き取れないと。」

編集長「凄いね。マニアックだね。」

いっしー「そうですね。数字が聞き取れないと、そもそも通信が出来ないので、深刻な状況だったらしいんですね。そこが、とても困ったということで。意外に電話番号とか早口でまくしたてれると数字が分からないところもあると思うんですけど。そういった時に、とにかく現地の会話を録音して何度も何度も聞くと言う、そういったやり方をされていたようです。
総論編でも話したんですけど、そのやり方を徹底的にされて、『いつも、光一はブツブツつぶやいている』と言われていたらしいんです。現地の生の音声を録音して聞くというやり方をされていたんです。」

編集長「苦手なところは、録音して何度も何度も聞くといいということですね。」

いっしー「具体的な勉強法としては、そういうところなんですけど。なぜ、聞くのかということを考えてみるとですね、基本的に専門用語が難しいと思うのは2つ要素があるかもしれないです。それは、スピードと省略の2つが鍵になるのかなと。専門用語もゆっくり発音されたら、そんなに困らない思うんですけど、専門用語を使う時って時間を短縮したいというニーズが強いと思うんです。ですから、スピードもはやくなってしまいますし、さらに短縮するために省略されてしまうんですよね。ローマ字3文字で省略されたりとかですね。スピードに慣れるには慣れが必要なのとその場に身を置くっていうのが必要なのかなと思いますね。」

編集長「ちなみに、いっしーは英語凄い出来ると思うんだけど、ネイティブのはやいスピードって聞き取れる?」

いっしー「私自身、CNNのニュースとか、英検1級取った時でも難しく感じました。なので、語彙も国際政治の英語だったりとか、専門的なものが多いので難しかったんですけど。国際政治について、日本語である程度知識を仕入れるだけでも、大分聞き取れるようになってきましたね。専門用語っていうより、その分野に対しての知識を持っているかどうかっていうところが大きいですね。」

編集長「英語というよりも経済的な知識があったり、教養的にも下地があると分かりやすくなるよね。」

いっしー「その枠組みが分かっているだけで、かなり入ってきますね。あとですね、専門用語の数は、そんなに多くないよって話もさせていただきたいです。」

編集長「これは意外でしたね。」

いっしー「いっぱい覚えなければいけないってイメージがあると思うんですけど、実際はほんとに良く聞いてみると、ほとんど占めているのは6割7割基本的な言葉なんです。いつも出て来るような日常の用語で占められています。その上に上乗せされているような感じですね。専門用語の数自体はですね、多くて二千とかそれ位を積みますことが出来れば、十分対応出来るんじゃないかなと思います。単語帳一冊分ですかね。」

編集長「受験でもね、二千位上乗せすると有利だよね。なるほど。」

いっしー「それ位乗せるだけでも、変わるのではないかなと思いますね。あとですね、専門用語のいいところは、省略が多いので意外に類推がきくようになるんですよね。ある程度、知識が入ってくると、これとこれを組み合わせたら、こういう単語になるんじゃないかとか。学術用語でも多いんですけど、例えば分子生物学だったら、分子と生物を組み合わせているので類推がきいてくるところが強いですね。意外と英語の基礎を習得するよりかは、組み合わせで考えていくので効率的に習得出来るんじゃないかなと思います。」

編集長「ハードル下がった感じがするね。専門用語っていうと、中々、とっつきにくいように思うけど、いっしーの話聞いてるとね、二千位しっかり専門用語おさえるのと省略したら要注意と。ここをおさえると学びやすいかもしれませんね。」

いっしー「意外と精神的なハードルが高いかもしれないですね。大したことがないっていうことを知っていただきたいかなと。」

編集長「僕の感想としてはね、専門用語の総数は思ったより多くなかったというのが意外でした。ただ、省略されるのは少々ややこしいですよね。業界用語っていうのかな。冒頭にいっしーが言ってた通り、英検1級持っていても、最初は海外のニュースが分かりにくかったと思います。やっぱり学生だと英検で社会人になるとビジネス英語っていうことでTOEICを受ける方が多いと思うんだけど、これの対策とか取得したメリットとかある?何と、いっしーは英検1級とTOEIC990点満点なんですよね。私が代わりに自慢しておきます。」

いっしー「別々のメリットということですけど、英検は基礎を固めるのにいいかなと。英検のいいところは4技能ですね、スピーキングとライティングも含めた4技能もトレーニング出来るところが、バランス良い英語力を身に付けるのにいいのかなと思います。

それに対して、TOEICの方はリーディングとリスニングの2つに特化しているところと分量がとにかく多くてそれを限られた制限時間内でこなさなければいけないので、スピードが試され、まさに宇宙飛行士に求められるスピードと精神集中力が鍛えられるんじゃないかなと思います。

あえて言えば、宇宙飛行士の英語勉強法に近いのは、TOEICの勉強法なのかなと思います。ビジネスの専門用語に自分の体をならしていったりとか、実際の現場に置かれたかのような臨場感でリスニングを勉強するみたいな。そういった形の対策が凄くきいてくる分野なのかなと思うので、TOEICに関しては英語力と同じ位、集中力が試される試験かなと思ってます。」

編集長「あとね、宇宙飛行士になりたい方って、若い方が多いと思うんだけど、学生時代や20代前半の時って、英検とTOEICどっちがいいと思う?学生時代ってビジネス分からないよね。」

いっしー「もちろん、どういった人材を目指すかっていうのが大きいと思うんですけど、実用性とか今後のキャリアに活かすってなるとTOEICの方が効率がいいのかなと思いますね。TOEICは慣れで点数が伸ばせるので、それが本当にしゃべったりとかで使えるかどうかは別の話にはなるんですけど、外からみて頑張ったんだなと客観的な点数で出やすいのはTOEICの方かなと思いますね。ほんとに基礎の自信がない方は、英検の3級を合格してからTOEICに。」

編集長「英検3級でもいけちゃうの?」

いっしー「3級でもTOEIC狙っていけると思います。」

編集長「へぇー、これは尽きないですね。専門用語習得編が終わった後も、英検対策、TOEIC対策と教育家いっしーから、またお話出来ると思うんですけど。どこか次回以降で僕も聞きたいと思いますので。今回も大変勉強になりました。次回はジョーク,ユーモアをやってみたいですね。」

いっしー「はい。変わった話題で。」

編集長「では、次回もお楽しみに。バイバイ。」

いっしー「バイバイ。」

 
 

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