【宇宙ビジネス超入門~2022年号外ニュース⑩~】三菱重工業、Sierra Spaceと商用宇宙ステーションの覚書締結!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、本日は「三菱重工業、Sierra Spaceと商用宇宙ステーションの覚書締結!」について述べますね。

三菱重工業 商用宇宙ステーションの覚書締結

3月18日に三菱重工業株式会社(以下、三菱重工業)はSierra Space社(以下、Sierra Space)と商用宇宙ステーションOrbital Reefの開発に関する覚書(MOU)を締結したと発表しました。

地上約400kmの有人実験施設として運用されている国際宇宙ステーション(以下、ISS)退役後の有人低軌道利用への参画を視野に入れているようです。

三菱重工業はですね、これまでISSの日本モジュール『きぼう』の建設、宇宙ステーション補給機『こうのとり』の開発・製造・運用、宇宙空間でのライフサイエンス実験装置開発に携わる民間企業として中心的な役割を担ってきたんです。

Sierra Spaceの方は、宇宙輸送機『Dream Chaser』や、低軌道におけるインフラである商用宇宙ステーション構築に関する技術開発を通じて、商業宇宙市場の拡大を目指しています。

また、Sierra SpaceのCEOであるTom Vice氏は「Sierra Spaceは地球上のより豊かな暮らしの実現に向け、宇宙でのプラットフォーム建設を進めています。

今回、三菱重工業と長期的な協力関係を築けたことは大変光栄であり、三菱重工業の豊富な技術的知見を生かし、Orbital Reefと次世代の宇宙輸送の確立に継続的に取り組んで参ります。」と述べています。

長年にわたりISSプログラムを通して蓄積してきたものが、商業宇宙ステーションにも活用出来るのは素晴らしいことだと思います。

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