【宇宙ビジネス~2022年JAXAニュース④~】JAXA、ISTと小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発開始!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、JAXAニュースになるんですけど、「JAXA、ISTと小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発開始!」について述べますね。
JAXA、ISTと研究開発開始
3月2日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)とインターステラテクノロジズ株式会社(以下、IST)は、新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指すJAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(以下、J-SPARC)の枠組みのもと、小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発に関する共創活動を開始したと発表しました。
JAXAとISTは、2019年2月よりJ-SPARCの共創活動(フェーズ1)を通じて、小型ロケットエンジンの主要コンポーネントである噴射器、燃焼室、ターボポンプを対象にした研究開発に取り組んできました。
今回、これらの主要コンポーネント技術の実用化への目途が得られたことから、次の共創活動(フェーズ2)として、個々の技術をシステムとしてインテグレートした小型ロケット用エンジンシステムの研究開発に取り組むこととなりました。
本フェーズでは、JAXAとISTそれぞれがエンジンシステムを構成するコンポーネントの設計・製作を行い、JAXAが角田宇宙センターにてエンジンシステムとしての組立および試験を実施、得られた試験結果を両者で共有します。まとめた図がこちらになります。こんな感じです。
それぞれ単独で実施するよりも広範囲の試験データを効率的に取得し、低コストで実用的なエンジンシステム技術の獲得を目指します。
ISTの次世代機となる超小型人工衛星打ち上げロケットZEROの開発にも大きく貢献しそうですね。
ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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