【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談⑬】ワープスペース、月と地球を結ぶ光通信システムの開発検討に着手?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「ワープスペース、月と地球を結ぶ光通信システムの開発検討に着手?!」です。

月と地球を結ぶ光通信システムの開発検討に着手?!


©ワープスペース

1月上旬に株式会社ワープスペース(以下、ワープスペース)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)から月と地球を結ぶ通信システムの実用化に向けた検討業務を受託したと発表しました。

ワープスペースは、地上400~1000kmの低軌道を周回する人工衛星向け光通信インフラサービス「WarpHub InterSat」の開発を進めています。

「WarpHub InterSat」を少し補足すると、世界初となる小型光中継衛星による衛星間の光通信ネットワークサービスで、2023年の実現を目指しています。

仕組みはですね、光通信が可能な中継衛星3基を中軌道に打ち上げ、低軌道にある衛星から送られてきたデータを中継衛星を介して地上局に送信するんです。

今回、JAXAから受託した業務は月探査通信アーキテクチャが対象であり、「WarpHub InterSat」の技術を活用したシスルナ通信システムの実用化に向けて、JAXAが進める月面・月周回開発において、多くの月面開発事業者の通信を支えていきそうですね。

ワープスペースは、月面開発の光通信サービスを2030年、火星開発などの深宇宙探査の光通信サービスを2035年に提供することを目指して技術開発を進めているんです。シスルナ空間にニューフロンティアがありそうですね。

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