【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談⑫】ElevationSpace、ユーグレナと宇宙実験事業に関する覚書を締結?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「ElevationSpace、ユーグレナと宇宙実験事業に関する覚書を締結?!」です。

ElevationSpace、ユーグレナと宇宙実験事業


©ユーグレナ

1月26日に株式会社ElevationSpace(以下、ElevationSpace)は、微細藻類等の研究開発や生産を行っている株式会社ユーグレナと宇宙実験事業に関する覚書を締結したことを発表しました。

ElevationSpaceはですね、2021年2月に設立された東北大学発宇宙スタートアップ企業で、小型人工衛星内での宇宙実験や製造を可能とする小型宇宙利用・回収プラットホーム「ELS-R」を開発しております。


©ElevationSpace

2023年打ち上げの100kg級小型人工衛星ELS-R100の機内に微細藻類ユーグレナを搭載して、衛星内での成長を観察したりデータ収集もする予定となっています。

さらに2024年には軌道上から再突入したカプセルを回収して、カプセル内に搭載した微細藻類ユーグレナのDNAの変化を調べるようです。これは国際宇宙ステーション(ISS)の代わりになるかもしれませんね。

また、国産宇宙機による生きた状態での生物回収は日本初の試みとなるようです。

なぜ、ユーグレナを宇宙実験するのかというと、微細藻類は成長スピードが早くて生産性も非常に高いんですよね。おまけに栄養素をバランス良く含んでいて、閉鎖的な空間での培養も可能ですので、宇宙での食料に適していると言われているんです。

宇宙での滞在が長期化に向かう中、宇宙での食料の自給自足も大いにビジネスチャンスがありそうです。

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