【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談⑩】中国、2030年までにロシアと共同で月基地建設?!
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。
編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。
今回の時事ネタは「中国、2030年までにロシアと共同で月基地建設?!」です。
中国とロシア、共同で月基地建設
©中国 国家航天局
1月28日に中国国家宇宙局は、5回目となる宇宙白書(2021中国の宇宙)の発表の際、2030年までにロシアと共同で月基地を建設する計画を明らかにしました。また、2035年までに月基地で活動するための環境(エネルギー設備や通信システムなど)を整え、完成を目指すようです。
中国は2030年までに宇宙強国の目標を掲げていましたので、一つの節目となりそうですね。
昨年3月に中国とロシアは、月探査などを行う、国際月科学研究基地建設の政府間合意を発表していました。この基地は、月面もしくは月の軌道上に建設され、月の探査や観測,科学実験などを行う予定で、長期滞在も視野においています。実験・研究施設の複合体として設計されるので、参加を希望する国は、使用することが出来るようです。
一昨年10月に日米欧など8カ国が、アルテミス協定合意したことに対抗してますし、今年は先行して独自の宇宙ステーション天宮を完成させる予定となっています。
私としてはですね、宇宙覇権争いで協力する国が、ウクライナや台湾に侵攻するのは見たくないです。いまや、両国は軍事衛星の開発も進めていますので、日本の皆さんも宇宙開発と軍事は密接に関係していることを覚えておいてください。
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