【宇宙ビジネス編集長の2022年時事ネタ放談⑦】アストロスケール米国とOrbit Fab、衛星への燃料補給契約締結?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「アストロスケール米国とOrbit Fab、衛星への燃料補給契約締結?!」です。

宇宙のガソリンスタンド(衛星への燃料補給)

1月中旬に株式会社アストロスケールホールディングスの子会社であるアストロスケール米国とOrbit Fab社は、地球静止軌道(以下、GEO)でアストロスケールの寿命延長衛星LEXIへ燃料補給する商業契約を発表しました。

LEXIは、Orbit Fab社による燃料補給の契約を締結する最初の衛星となります。

Orbit Fab社は米国で2018年に設立されたベンチャー企業で、軌道上での燃料補給を行う宇宙のガソリンスタンドに取り組んでいる企業なんです。

今回の契約は、Orbit Fab社のGEO燃料運搬船がアストロスケールの寿命延長衛星LEXIに最大1000kgのキセノン推進剤を補給するものとなります。

LEXIは、2026年までにGEOへ打ち上げ予定であり、米国政府や世界中のパートナー政府および民間衛星運用者に寿命延長サービスを提供する予定なんですよね。

また、LEXIの主要サービスは、軌道維持や姿勢制御、傾斜の修正、静止軌道内でのリロケーション、墓場軌道への廃棄などを含みます。

Orbit Fab社の方は、今後5年から10年以内に数十の燃料タンカーと燃料運搬船を打ち上げ、地球低軌道(以下、LEO)、GEO、および地球と月の間のシスルナ空間における顧客衛星コンステレーションの近くに配備する計画なんです。

最初の2つの燃料運搬船は、2023年にLEOで試運転される予定です。軌道上サービス拡大に宇宙のガソリンスタンドが一役買いそうですね。

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